
Yoshi's CUP 1年の軌跡 高橋 光(たかはし ひかる)選手

1年間の記録動画
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12月末(カウンセリング)

カウンセリングの時点で、学校英語の語彙と文法がある程度習得できている様子だった高校2年生の光くん。高校卒業後にアメリカの大学でテニスをするため、自分なりに英語学習に取り組んできたそうで、約半年間のネイティブとのオンライン英語レッスンの経験もありました。それでも、「聞く」「話す」の部分でかなり難しさを感じていたようです。
1月〜(コーチング開始)

光くんは12月末から海外遠征で各国を転々としており、時差の関係もあって毎週固定の時間でのコーチング参加が難しい状況でした。それでも、現地での大会スケジュールの合間にマグナコーチに連絡してくれたので、時間調整して月に1、2回コーチングを行うことができました。また、遠征地によってはアプリがうまく起動せずアプリ学習を進めることができない時期もありましたが、アプリが使える国に移動してからは、「マグたん」の「トレーニング=高校生はマスターしよう!」のところを中心に高校レベルの単語を復習していきました。
光くんの場合は、「これまで積み上げてきた語彙や文法の知識をどう実践英語に繋げるのか」というところが一番大きな課題だったように思います。例えば、初回コーチングの時に英語で簡単な自己紹介インタビューをした際には質問に対して「う〜ん」と少し考えてはみるものの、出てくる返答は単語だけになってしまうことがありました。また1月〜3月前半のコーチングでは、コーチからの英語の質問に対してすぐに返答できず、頭の中で一生懸命に文を組み立てようと奮闘する様子が見受けられました。
コーチングでの英会話では、光くんが単語を並べて話しただけでも、内容が伝われば、会話をストップせずにそのまま続けるようにしていました。コーチがどんどん会話を進めるので、そのテンポに乗って「何となくの文でもとりあえず言ってみよう!」というマインドに少しずつシフトしていったのか、3月後半からは質問に対して単語だけでなく文で答えるようになっていきました。もちろん文法ミスはありましたが、伝えようとする意欲、そしてそれが何とか伝わっているという事実を大切にしていきました。コーチがミスを指摘するのではなく時々リフレーズすることで、光くんの頭の中で「そうか、今のはそう言えば良かったんだな」と自然な形で自己分析や自己反省へと繋げることができていたのではないかと思います。
4月〜

「英語で話す」という気持ちの面でのハードルが少し下がったようで、4月以降は英語が文単位で出てくることが増えました。海外遠征で訪れた街の様子や気候、人、食べ物などについて話す中で、最初のうちはシンプルで短い文が多かったのですが、少しずつ中学英語で学んだ比較の文を使ってみたり、when や because などの接続表現でより詳しい説明をしたりと、光くんなりの工夫が出てきました。
自分が実際に伝えたい情報と、これまでに学校や自主学習で習得した英語の知識がうまくハマった瞬間に、自然と「あれ使えるな!」と、語彙や文法の引き出しが開いていったのかもしれません。いざ伝えたい時に使える英語の引き出しをしっかり持っておくことの大切さに改めて気づかされました。
7月〜

7月後半にはコーチングの全てを英語で行うことができるようになっていましたが、大学進学に向けた英語学習を進める中で必要スコアに対して「書く」部分が弱点だと感じ、8月頃には自ら英作文練習に取り組んでいました。海外でアプリがうまく使えなかったりコーチングに参加できなかったりした時に、光くんが自分の英作文をコーチに送ってくれたことで、英語学習の継続や頑張りを確認することができました。積み上げてきた知識を「書く」というアウトプットに変えていくことで、英語で表現する力がさらに伸びていきました。
10月〜

10月のコーチングでは、「最近は英語でいろんなものをプレゼンするYouTube動画を見ているので、Listening練習になっているかも」と言っていたので、「今度のコーチングで、その動画みたいに自分のハマっているものや興味のあることについて簡単に英語でプレゼンしてみたら?」という提案をしていました。そして翌週にプレゼンの話を振ってみると、少し考えた後にやる気スイッチがONになり、ぶっつけ本番で英語プレゼンを披露してくれました。この頃には表情にも余裕が出てきて、質問に答えるだけでなく自分から英語で伝えようとすることが増えていきました。
マグナメソッドのサポート終了まで残り2ヶ月

10月末からは写真の即興説明にもチャレンジし、高校英語の語彙やフレーズをうまく活用することができていました。日々の学習の中で意識してアウトプットに取り入れることで、即興場面でも自然と使えるようになっていたのだと思います。11月、12月は遠征の都合で月1回ずつしかコーチングに参加できなかったのですが、「英語↔︎日本語」ではなく英語を英語で理解し、何気ない会話も英語でスムーズに楽しめるようになっていました。最後のコーチングでは初回にチャレンジした「英語での自己紹介」を再リクエストしました。1月初めに「う〜ん」と考えながらポツポツ単語で答えていた自己紹介インタビューからは想像できないくらい、とても自信に満ちた表情で自分のことを5分以上も語れるようになっていて、その素晴らしい成長ぶりにとても感動しました。
最後に

この1年間マグナメソッドのコーチとして、光くんに英語を教えてきたわけではありません。コーチングでは英語学習の進捗状況や直面している課題を聞き取り、必要に応じて学習方法のアドバイスをしていきました。また、英語でさまざまな物ごとや自分の考えを伝える楽しさと達成感を味わう場面をできるだけ多く提供できたことも、英語学習の意欲を高めることに少しでも繋がったのではないかと思います。それでも、この1年間で光くんが大きな成長を遂げられたのは、アメリカの大学進学という明確な目標に向かってコツコツと英語学習を続けてきた光くん本人の努力があったからこそです。
光くんの今後のさらなる成長と活躍がとても楽しみです!
光くんからメッセージ
英語を使えると、海外で自分の気持ちを伝えられるようになります!
外国の友達作りだけでなく空港や街でのトラブルなどさまざまな状況に対応することにつながります。
実際に自分は大会でシンガポール人と仲良くなり誕生日会に招待してもらうという英語を通して貴重な経験を得ることができました!
忙しい中でも英語学習を続ける方法は、気軽に英語に触れる方法を見つけることです。
自分の場合は、5分程度の英語のyoutubeを見る、休憩がてら英語のvlogを見る、英語のニュース記事を一日一つだけ読む、など隙間時間でできることを無理のない範囲で続けることが英語力向上に1番つながりました。自分が両親からしてもらって嬉しかったサポートは、英会話アプリなどの英語に関することを快諾してもらえたことです。
そのサポートのおかげで自分の英語学習に対しての意識が強まったと感じています。
また両親も一緒に英語を学んでくれたおかげで、英語について教えたり話す機会が増えたので、モチベーション向上につながりました。