小学生向け英語ゲーム・遊び15選!英語ゲームで学ぶメリットや選び方も紹介
子供の英語学習に「なぞなぞやクイズなどのゲームを取り入れたい」と考えている方もいるでしょう。短時間で楽しく学べる英語のゲームは数多くありますが、学年や学習目的、興味に合わないものを選ぶと、効果は見込めません。
本記事では、小学生向けの英語ゲームを紹介します。選び方やゲームで学ぶメリットもあわせて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
\遊び感覚で学べるから、勉強が苦手でも安心/

【この記事で分かること】
・小学生におすすめの英語ゲーム
・小学生向けの英語ゲームの選び方
・小学生が英語をゲームで学ぶメリット
小学生におすすめの英語ゲーム15選

小学生におすすめの英語ゲームを15種類紹介します。ルールや特徴もあわせて見ていきましょう。
リスニングゲーム【サイモン・セズ】

| 対象 | 低学年(1・2年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 聞く力・話す力 |
| 人数 | 何人でも可(大人数向け) |
| 準備するもの | なし |
| ルール | ①指導者が子供たちに指示を出す 例:「Simon says, touch your nose」 ②子供たちは指示内容の動作をするただし、「Simon says」と言っていない場合、指示に従ってはいけない ③間違ったら抜け、最後まで残った人の勝ち |
サイモン・セズは、簡単な命令形や動作の英単語、英文が楽しく身に付くリズムゲームです。子供たちは、指導者の指示内容に合わせた動作を取ります。
広いスペースがある場合、「Jump(ジャンプして)」「Walk(歩いて)」など身体を使った指示が効果的です。簡単な語から始めて徐々に難しくする、「Don't raise your right hand(右手をあげないで)」のような否定形の指示を用いたひっかけ問題を入れるなど工夫すると、より楽しみながら学ぶことにつながります。
英語カルタ取り

| 対象 | 低学年(1・2年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 聞く力 |
| 人数 | 何人でも可(大人数向け) |
| 準備するもの | 英単語とイラストが書かれたカード |
| ルール | ①イラストが書かれたカードを並べる ②読み手が英単語の書かれたカードを読み上げる ③子供たちがイラストカードの中から探して取る |
英語カルタ取りは、日本のカルタと基本的に同じルールで行います。「dog(犬)」や「tomato(トマト)」といった身近な単語を使えば、簡単に楽しみながら英語を学べるでしょう。
速さだけでなく、正しい単語を取ることが重要です。カルタを通してさまざまな単語に触れるため、語彙力アップが期待できます。
記憶力ゲーム【What’s Missing?】

| 対象 | 低学年(1・2年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 聞く力・読む力 |
| 人数 | 1人以上 |
| 準備するもの | 英単語カードまたはイラストカード |
| ルール | ①英単語やイラストが書かれたカードをならべる ②子供たちに数秒間見せる ③見せたあと、そのうち1つまたは複数隠す ④「What’s missing?(何がなくなった?)」と聞き、なくなったものを英語で答えさせる |
What’s Missing?は、ワーキングメモリーを刺激しながら英単語の学習ができる記憶力ゲームです。
少ない枚数から始め、だんだんと数を増やしていくといいでしょう。また、貼ってあるカードの位置を変えると難易度が上がり、さらに盛り上がります。
英単語力だけでなく、記憶力や観察力の向上も期待できます。
BINGOゲーム

| 対象 | 低学年(1・2年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 話す、聞く、書く |
| 人数 | 何人でも可(大人数向け) |
| 準備するもの | BINGOカード |
| ルール | ①英単語が書かれたBINGOカードを配る ②先生が英単語を発表する ③その英単語があったらチェックしていき、BINGOが完成した人の勝ち |
基本的なルールは一般的なBINGOゲームと同じです。大人数で行うと盛り上がり、英語を楽しみながら学習を進められるでしょう。
リスニング力や単語力を鍛えるとともに、記憶力向上も期待できます。簡単な単語から始めて、段階的に難しい単語にしていくと、より楽しめるでしょう。
ビンゴゲーム用のシートや教材を使えば簡単に始めることができます。
ジェスチャーゲーム

| 対象 | 低学年(1・2年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 話す力 |
| 人数 | 2人以上 |
| 準備するもの | 英単語カード |
| ルール | ①先生または出題者の子供がカードを引く ②ジェスチャーをして、他の子供が英語で解答 |
ジェスチャーゲームでは、ゲームを通して英単語を発することで、自然と話す力を養えます。ジェスチャーという非言語コミュニケーションを取り入れることで、英語に対する苦手意識を減らしながら楽しく学べる点も魅力です。
「running(走っている)」「sleeping(眠っている)」など動詞のカードを使うとスムーズに進められます。少人数でも大人数でも楽しく遊びながら英単語に親しめることが特徴です。
英語なぞなぞ

| 対象 | 低学年~高学年(1〜6年生)※難易度による |
|---|---|
| 身に付く力 | 話す・聞く |
| 人数 | 1人以上 |
| 準備するもの | 問題 |
| ルール | 先生が英語のなぞなぞを用意し、それに解答していく |
英語のなぞなぞを用意し、子供たちがそれに答えていくゲームです。
例えば、「What has to be broken before you can use it?(使う前に壊さなければならないものは何?)」(答え:An egg/たまご)のような、身近なものを題材にしたなぞなぞから始めるのがおすすめです。
なぞなぞを通じて、英単語力を鍛えてその意味を深く理解するとともに、話す・聞く力を高めます。英語力にくわえて、論理的思考や問題解決力も養えるでしょう。
使用する単語を変えることで、低学年から高学年まで幅広い年齢の子供が楽しめます。
英語クイズ

| 対象 | 低学年~高学年(1〜6年生)※難易度による |
|---|---|
| 身に付く力 | 話す・聞く |
| 人数 | 1人以上 |
| 準備するもの | 問題 |
| ルール | 先生が英語のクイズを用意し、それに解答していく |
英語クイズの問題は、英語に関する質問、他教科やその他知識にまたがるものまでテーマを決めて出題します。
例えば、「What is the color of a common banana?(バナナの色は何色でしょうか?)」(答え:Yellow/黄色)のような、身近な知識を使ったクイズがおすすめです。
英語なぞなぞと同様に、クイズの難易度を調整することで、低学年から高学年までさまざまな子供たちがチャレンジできます。
大会形式やチーム戦にすることでゲーム性を高め、競争心や協力して挑戦する力も養えることが魅力です。
英単語しりとり

| 対象 | 中学年(3・4年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 話す力 |
| 人数 | 2人以上 |
| 準備するもの | なし(単語カード、単語リスト) |
| ルール | apple⇒elephant⇒tableなど、終わりのアルファベットに続けてしりとりをする |
英単語しりとりは、基本的に日本のしりとりと同じルールです。xから始まる単語はないため、最後がxで終わる単語を言ったら負けとなります。さまざまな英単語を聞く、話すことで、語彙力を高められることが利点です。
簡単な単語から始め、ゲームが進むにつれて難しい単語を入れていくとより楽しみやすいでしょう。基本的に準備物はありませんが、単語カードや単語リストを用意しておくと進めやすくなります。
英文作成ゲーム【スポット・ザ・ワード】

| 対象 | 中学年(3・4年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 書く力 |
| 人数 | 1人以上 |
| 準備するもの | ・単語カードまたは黒板、ホワイトボード・紙、ペン |
| ルール | ①先生が9単語以上で構成された英文を書く ②先生が書いた単語を使い、違う文を作る |
スポット・ザ・ワードは、英単語の並べ替えと英文作成を通じて、英単語やフレーズ、言い回しなどを学ぶゲームです。
例えば、先生が「I like to read many interesting books in the library now.」(今は図書館でたくさんの面白い本を読むのが好きです。)といった9単語以上の英文を書いた場合、子供たちはその中にある単語だけを使って、「I like the library.」(私は図書館が好きです。)などの違う英文を作ります。
複数のフレーズや言い回しを覚えて使いこなす力を養うことができ、実践的な英語力を身に付けられます。
さらに、英語を書いて発表する場合は書く力を伸ばすことにつながり、実際に話して発表した場合、話す力を身に付ける学習にもなります。
間違い探しゲーム【スポット・ザ・ディファレンス】

| 対象 | 中学年(3・4年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 話す力 |
| 人数 | 1人以上 |
| 準備するもの | 間違いのあるイラストカード |
| ルール | ①イラストを見て間違いを探す ②間違っている部分を英語で説明する |
スポット・ザ・ディファレンスは、英語で間違いを説明することで、話す力を養う間違い探しゲームです。間違い探し用の教材を使えば、簡単に遊び始められます。英語での説明を通して、単語力や言い回し、説明能力、表現力などが身につきます。
さらに、単なる間違いの説明だけではなく、「なぜそれが間違いなのか」という理由まで英語で説明できると、より高いレベルでアウトプットの練習ができます。
ストーリーテリングゲーム

| 対象 | 高学年(5・6年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 話す力・書く力 |
| 人数 | 2人以上 |
| 準備するもの | なし(黒板またはホワイトボードがあると発表しやすい) |
| ルール | ①先生がテーマを決める、または最初の一文を書く ②子供たちが一文ずつ順番に物語を発表していく ③最後に物語の内容を振り返る |
ストーリーテリングゲームは、グループになって簡単な英語の物語を作るゲームです。子供たちの自由な発想やアイデアから、個性的かつ独創的な物語を生み出します。
物語の文章を作りながら話すことで、自然な会話力や発音力を養えるとともに、文法力も鍛えられます。
また、他の子供が作った物語を聞くことにより、リスニング力や英文を理解する力も身に付けられることが特徴です。
英会話ロールプレイ

| 対象 | 高学年(5・6年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 聞く力・話す力 |
| 人数 | 2人以上 |
| 準備するもの | なし(フレーズリストを用意するとスムーズ) |
| ルール | ①先生が日常的なシーンを設定する(レストランで注文など) ②子供たちは役割を分けて英語でロールプレイをする |
英会話ロールプレイは、実際に起こる日常的なシーンを想定して、役割ごとに英語で演じていくゲームです。
実際に会話する感覚で英語を学べるため、聞く力・話す力を自然と身に付けられます。また、状況に応じた英単語や言い回しを使うため、日常で使える英語力を養えることが魅力です。
ゲームを通して会話を進めることで、実際に英語を話すことへのハードルを下げ、自信を付ける効果も見込めます。
スピードQ&A

| 対象 | 高学年(5・6年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 聞く力・話す力 |
| 人数 | 2人 |
| 準備するもの | タイマー |
| ルール | ①ペアで片方が子供または先生が考えた問題を出題、もう一人が解答 ②5分など時間を定め、その間に解答した数を競う |
スピードQ&Aは、「What’s your favorite food?」などの質問に対して、ペアのもう一人がすぐに解答していく英会話ゲームです。テンポ良くスピーディーに出題・解答していくことがポイントです。
出題する側は英文を考えて実際に話す力、解答する側は聞いて的確に英語で答える力が身に付きます。英語で聞く・話す力はもちろん、実際の会話で必要となる瞬発力も養えるでしょう。
英語伝達ゲーム【タブー・ゲーム】

| 対象 | 高学年(5・6年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 聞く力・話す力 |
| 人数 | 2人以上 |
| 準備するもの | お題カード |
| ルール | ①出題者がお題カードを引く ②お題の内容を英単語や英文を使って説明していく |
タブー・ゲームは、出題者がお題に書かれた英語を直接言わず、ヒントや説明を使って間接的に伝え、それを解答者が英語で答える伝達ゲームです。
例えば、お題が「Apple」(りんご)の場合、出題者は「It's round and often red or green.」(丸くて、赤や緑のものが多いです。)といった英語のヒントを使い、解答者に「Apple」と英語で答えさせます。
視覚的なヒントがない状態で説明することにより、出題者の英単語力を養えます。さらに、解答者の聞く力を高めることにもつながります。
ゲームを通して発話量が増えるとともに、コミュニケーションを取りながら楽しく学べることが魅力です。グループで行うことによって、より楽しく協力しながら伝達ゲームを進められます。
英語学習アプリ【マグナとふしぎの少女】

ここまでは友人や家族と楽しめるゲームを中心に紹介しましたが、スマートフォン1つあれば、いつでもどこでも1人でも楽しみながら学べる英語学習アプリもあります。
「マグナとふしぎの少女」は、夢中になれるストーリーを通して、ゲーム感覚で正しい発音やリスニング力などが身につくアプリです。
本アプリは、「楽しく学べること」にフォーカスしており、語学教育のプロや心理学者の監修を受けた”ファンラーニング”を軸としています。英語が苦手なお子様でも、遊びながら英語に触れる機会を自然と増やせます。
| 対象 | 中学年~高学年(3〜6年生) |
|---|---|
| 身に付く力 | 聞く・話す・読む・書く |
| 人数 | 1人 |
| 準備するもの | アプリ「マグナとふしぎの少女」(無料) |
| ルール | アプリ「マグナとふしぎの少女」をゲーム感覚でプレイ |
英語を話すことでストーリーを進められるため、話す力を養えるとともに、AIが発音を評価してくれ、発音の改善もできます。インプットとアウトプットを繰り返し、自然に英単語やフレーズを学習できることが魅力です。また、AIキャラクターと対話することでコミュニケーション能力も高められます。
小学校・中学校・高校といった教育機関でも導入されている、実績のあるアプリです。
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小学生向けの英語アプリに関する詳細は、以下の記事をご参照ください。

小学生向けの英語ゲームの選び方
英語で遊べるゲームを選ぶ際には、以下の3つのポイントを意識すると良いでしょう。
- 英語力のレベルに合わせて選ぶ
- 学習目的に合わせて選ぶ
- 興味・関心に合わせて選ぶ
ひとつずつ解説します。
英語力のレベルに合わせて選ぶ
英語のゲームは、子供の年齢や英語力に合ったものを選ぶことが大切です。
レベルが合っていないゲームをいくら遊んでも、十分な効果は得られません。例えば、小学校低学年の子供と、高学年向けのゲームをしても、難しすぎて楽しめず、むしろ英語への苦手意識につながってしまう可能性があります。
一方で、学力や習熟度に合ったゲームであれば、無理なく楽しみながら取り組めるため、自然と力が身につき、レベルアップにもつながります。
学習目的に合わせて選ぶ
「聞く力を養いたい」「単語力を高めたい」「日常で使える英語力を身に付けたい」など、英語を学ぶ目的を定め、それに合ったゲームを選ぶのがおすすめです。
具体的には、日常で使える英語力を身に付けたい場合、ロールプレイングゲームを活用すれば、単語力や話す力とともに、日常で使う言い回しも学べるため実践的です。他にも、チーム戦であれば協力する力といった英語力以外の成長も活動のなかで期待できます。
興味・関心にあわせて選ぶ
レベルや学習目的だけでなく、子供の興味や関心に合ったものを選ぶことも大切です。好きなテーマであれば自然と集中でき、英語に親しみやすくなります。
例えば、体を動かすのが好きならジェスチャーゲーム、物語が好きならストーリーテリングゲーム、ことば遊びが好きなら英単語しり取りなどが楽しめるでしょう。
楽しさを優先して選ぶと無理なく続けられ、自然と英語力も伸びていきます。

小学生が英語をゲームで学ぶメリット
ゲームを通して英語を学ぶ主なメリットは、以下の3点です。
- 抵抗感なく楽しく学べる
- 聞く力・話す力が身に付く
- 短時間で集中して学べる
それぞれ見ていきましょう。
抵抗感なく楽しく学べる
英語に抵抗感を持つことなく、楽しみながら学べる点がゲームのメリットです。英語学習に苦手意識を持つ子供でも、カルタやジェスチャーゲーム、BINGOであれば、「勉強」ではなく「遊び」として自然に英語に触れられるでしょう。
ゲームを通じて「英語は楽しい」というポジティブな感情を抱き、苦手意識や抵抗感といった学習の壁を自然に取り払うことができます。
聞く力・話す力が自然と身に付く
英語ゲームを通じて、リスニング力や発音を自然と鍛えられます。
例えば、「サイモン セズ」で英語の指示を聞き取ることは聞く力の向上につながります。「英会話ロールプレイ」や「スピードQ&A」では積極的に発話することで話す力が養われるでしょう。
また、ゲームアプリを使った場合、ゲームの中で発音を評価されたり、ネイティブ発音を聞いたりすることで正しい発音や話す力を身につけることも魅力です。
短時間で集中して学べる
ゲームを活用すると、短時間で集中的に英語力の向上を図れます。授業や勉強として取り組むと飽きてしまう子供でも、ゲームを通じて学ぶことで、勝ち負けを意識することで集中しやすくなるでしょう。
英語のリスニングやスピーキングを身に付けるには、集中力が必要です。ゲームで自然と集中できている状態にあるため、短時間でも英語力を身に付けやすいでしょう。
まとめ
ゲーム要素を取り入れて楽しく取り組むことは、小学生の英語学習において非常に効果的です。今回紹介した15種類のゲームは、低学年から高学年まで幅広く対応し、それぞれのゲームを組み合わせることで聞く力・話す力・読む力・書く力の4技能をバランス良く伸ばせます。レベルや目的、興味にあわせて最適なゲームを選びましょう。
「マグナとふしぎの少女」は、キャラクターと英語で会話して学習できる無料のアプリです。ミッションをクリアしたり、レベルアップしたりする楽しさがあり、楽しみながら自然と英語が身に付きます。また、お子様のレベルに合わせて問題の難しさが変わるため、無理なく上達していけることもポイントです。
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