ミントフラッグ ミントフラッグ 2025年7月31日

小学生の英語学習はいつから?授業の始まりと本当に学習を始めるべき時期

小学校での英語が必修化され、小学生の英語学習に対する関心は高まる一方です。

小学生のお子さんがいる保護者の方のなかには、「子供の英語学習、一体いつから始めるのがベストなの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。

この記事では、小学校の英語の開始時期や、英語学習を始めるべき時期などについて解説します。

【この記事で分かること】
・小学校で英語の授業が始まる時期
・小学生が英語学習を始めるべき時期
・英語学習を始めるのが早いほうがいい理由

目次

小学校の英語の授業はいつから始まる?

日本の小学校における英語教育は、2020年度から新しい学習指導要領のもとで本格的に実施されるようになり、小学3年生から英語が必修化されました。背景には、「国際的なコミュニケーション能力の基礎を、子供のうちから養いたい」といった、国の狙いがあります。

小学校での英語学習は、子供たちの発達段階に合わせて無理なく学べるよう、学年ごとに目標と内容が設定されています。学年ごとに学習内容がステップアップするように設計されており、子供たちの発達段階に合わせた学習が進められるようになっているのです。

3・4年生は「外国語活動」として学ぶ

小学校3・4年生では、英語は成績のつかない「外国語活動」として位置づけられています。外国語活動は、英語に慣れ親しみ、本格的な学習への動機付けを高めるのが目的です。
授業時間は年間35時間、週に1回程度のペースで授業が行われます。

外国語活動の授業内容は、難しい文法や単語の暗記ではなく、「聞くこと」と「話すこと(やり取り・発表)」が中心です。英語の歌を歌ったり、カードを使ったゲームをしたり、簡単な挨拶や自己紹介をしたりといった活動を通して、英語特有の音やリズムに触れていきます。

外国語活動では、テストによる成績評価は基本的にありません。授業中の発言や活動への参加意欲、友達と楽しそうにやり取りしている様子などを教員が観察し、頑張りや成長を文章で記述する形で評価されます。

5・6年生は「教科」として学ぶ

小学校5・6年生になると、英語は正式な「教科」へと変わります。年間授業時間は70時間で、週に2回程度の授業が行われるのが一般的です。

授業は学級担任だけでなく、英語専科教員やネイティブスピーカーである外国語指導助手(ALT)が担当し、文部科学省が検定した教科書も使用されます。学習内容も大きく変化し、「聞くこと」「話すこと」に加えて、「読むこと」「書くこと」の4技能がバランスよく取り入れられ、より本格的な英語学習が始まります。

成績評価は、通知表に数値で記載される形式です。評価の判断材料として、授業態度や発表に加え、単語や文法の知識を問うペーパーテストや、スピーキング能力を測るためのパフォーマンステストが実施される場合もあります。

小学生の英語学習はいつから始めるべき?

言語習得の観点からは「英語学習を始めるのは早ければ早いほど良い」といえます。

もちろん、小学校3・4年生のタイミングで学習をスタートするのも一つの選択肢ですが、小学校低学年(1・2年生)や就学前の幼児期(1〜6歳頃)から英語に触れておくと、学校の授業だけでは得られない多くのメリットがあります。具体的には以下のとおりです。

  1. リスニング力やネイティブに近い発音が向上する
  2. 「英語脳」が育つ
  3. 英語への抵抗感を減らせる
  4. 異文化への興味や理解が深まり、国際感覚が養われる

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

1.リスニング力やネイティブに近い発音が向上する

早い時期から英語学習を始めるのは、優れたリスニング力を育むうえで非常に効果的です。
特に1〜6歳ごろの子供は、大人が聞き逃してしまうような微妙な音の違いも敏感に察知する能力を持っています。

例えば、英語の「L」と「R」の音は、日本語にはない音のため、大人になってから聞き分けるのは簡単ではありません。しかし、幼少期から日常的に英語に触れていると、英語特有の周波数やリズムを自然に聞き取る「英語耳」が養われます。英語の音を正確に聞き取る力が育てば、ネイティブのような自然で綺麗な発音も身につきやすくなるでしょう。

また、リスニング力が向上すれば、ただ音を聞き分けるだけでなく、相手の言っている意味を正確に理解し、スムーズなコミュニケーションをとるための重要な土台を形成できます。

2.「英語脳」が育つ

英語学習を早い時期から始めると、英語を英語のまま理解・思考する「英語脳」が育ちやすくなります。

第二言語として英語を学ぶ場合、頭の中で英語を日本語に翻訳して理解し、言いたいことを日本語で考えたあとで、英語に再翻訳してから発言するプロセスを踏みがちです。

一方で、小学校低学年や幼児期(1〜6歳頃)から英語に触れている子供たちは、英単語やフレーズを映像やイメージと直接結びつけて覚えます。したがって、英語を聞いた時や話す時に日本語を介さず、日本語と同じような感覚で英語を扱えるようになります。

英語脳を育むには、大量の英語インプットと実際に使ってみる経験が必要です。吸収力の高い幼児期から学習を始めると、英語脳を育むのに有利と言えるでしょう。

3.英語への抵抗感を減らせる

英語学習を始める時期は、子供の英語に対する第一印象を大きく左右します。小学校3年生でいきなり「外国語活動」が始まると、子供によっては「英語=勉強するもの」という意識が芽生え、苦手意識を持ってしまう可能性があります。

一方で、小学校低学年や就学前から、歌やゲームなどを通して英語に触れておくと、「英語=楽しい遊び」といったポジティブな印象を持ちやすくなるでしょう。楽しい経験として英語がインプットされると、知的好奇心が刺激され、「もっと知りたい」「使ってみたい」という自発的な学習意欲につながります。

4.異文化への興味や理解が深まり、国際感覚が養われる

英語学習は、語学力の習得だけが目的ではありません。子供たちが英語圏の文化や生活習慣、価値観に触れ、豊かな国際感覚を養う絶好の機会となります。

英語の絵本や歌、アニメーションなどには、海外の文化が色濃く反映されています。例えば、ハロウィンやイースターといったイベント、食事の習慣、家族のあり方など、自分たちの日常とは異なる文化を知ることは、子供たちの好奇心を刺激するでしょう。

また、幼いころから異文化に触れる経験は、自分とは違う考え方や価値観を持つ他者を尊重する心や、相手の立場を思いやる共感力も育みます。急速にグローバル化が進む現代社会において、さまざまな文化的背景を持つ人々と協働し、共生していくためには、国際感覚が不可欠です。

小学生が英語学習を始める時期に関してよくある疑問

保護者の方のなかには、学校教育との兼ね合いなど、英語教育に関する疑問や不安が残っている方もいるでしょう。ここからは、小学生の英語学習に関してよくある疑問についてお答えします。

小学校での英語教育のみでは英語習得には不十分?

小学校での英語教育は、子供たちが英語に触れる最初のステップとして非常に重要ですが、授業時間だけで流暢に話せるようになるのは、残念ながら現実的ではありません。

一説によると、日本人が英語を習得するには約2,500時間の学習が必要と言われています。しかし、小学校3〜6年生と中学校3年間の英語の総授業時間を合わせても、多く見積もって630時間程度にしかなりません。特に小学校の授業は1コマが45分のため、実際の学習時間はさらに短くなります。

学校で学んだ内容を活かしつつ、より実践的な英語力を養うためには、家庭学習や学校外での学習機会を活用することが重要です。

特に学校の授業時間では確保しにくいリスニングやスピーキングの練習、一人ひとりに合わせたフィードバックには、オンライン英会話サービスを活用するのがおすすめです。

小学校の英語教育にはデメリットもありますか?

小学校での英語教育にはいくつかのデメリットや課題も指摘されています。

まず、子供が英語嫌いになってしまう可能性です。授業内容がお子さまの興味やレベルに合っていないと、英語に対する苦手意識や嫌悪感を抱いてしまう場合があります。

また、教員による指導力の差が大きい点も指摘されています。教員の英語力や指導スキルによって、クラスや学校ごとに学習の進度や子供たちの理解度に差が生まれやすいのが現状です。

これらのデメリットを解消するには、子供が楽しく学習できる仕組みを家庭で取り入れると良いでしょう。

例えば、AIえいごアプリ「マグナとふしぎの少女」は、ゲーム感覚で自然と英語に親しめるよう設計されており、お子さまのレベルや興味に合わせて出題が調整されます。

さらに、「マグナのオンライン英会話」では、同アプリでの学習と連携し、日本人コーチが一人ひとりの学習ペースやモチベーションに合わせたレッスンを提供します。英語嫌いを防ぎ、学習意欲を維持しながら、小学校の授業内容をさらに発展させられるでしょう。

まとめ


2020年度から小学校では英語学習が必修となり、3・4年生では「外国語活動」、5・6年生からは「教科」として本格的に学び始めます。しかし、学校の授業時間だけで英語を十分に身につけるのは難しいのが現状です。

本当に使える英語力を育むには、できるだけ早い段階からの英語学習が大切です。特に小学校1・2年生や幼児期(1~6歳)から始めると、リスニング力の向上や英語への抵抗感をなくすなど、多くのメリットが期待できます。

「マグナのオンライン英会話」では、大人気の英語ゲームアプリ「マグナとふしぎの少女」とプロのコーチによって、お子さまの学習をサポートします。会話をしながらストーリーを進める設計になっているため、英語を「聞く」「話す」力が自然に身につくでしょう。

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