おうち英語のやり方は?メリット・デメリットと成功させるコツも紹介
「子どもに英語を身につけさせたいけれど、何から始めればいいのかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。
おうち英語なら、英会話教室や塾に通わず、自宅で無理なく英語教育を始められます。子どものペースに合わせて進められ、経済的負担を抑えられるのも魅力です。
本記事では、おうち英語の基本的な考え方、やり方、具体的な実践方法、成功のコツまで、わかりやすく解説します。
\遊び感覚で学べるから、勉強が苦手でも安心/

\マグナのオンライン英会話の詳細を見る/
.webp)
【この記事で分かること】
・おうち英語のメリット・デメリット
・おうち英語のやり方
・おうち英語を成功させるコツ
おうち英語とは?

おうち英語は、子どもの英語学習を進める方法として、近年注目を集めています。はじめに、おうち英語の定義や、注目されている理由などについて見ていきましょう。
おうち英語=保護者が先生になって自宅で英語教育を行うこと
おうち英語とは、保護者が先生となり、自宅で子どもに英語を教える方法です。英会話教室や家庭教師は利用せず、なおかつ日本にいながら自然に英語に触れさせたい家庭で取り入れられています。
おうち英語が注目されている理由
おうち英語が注目されている主な理由は、以下の2つです。
- グローバル社会で英語力が求められる
- 小学校・中学校での英語授業でつまずかないための対策
グローバル社会で英語力が求められる
グローバル化が進み、英語は国際的なコミュニケーションの主要な手段になりました。仕事や日常生活のなかでも外国人と関わる機会が増えている方も多いでしょう。また、就職や進学においても、英語力は重視される項目のひとつです。
そのため、小さいうちから英語に触れることで、将来的な選択肢を広げるきっかけになります。例えば、英語が使えると海外留学に抵抗がなくなったり、就職活動などのキャリアの可能性を広げたりすることもできるでしょう。
小学校・中学校での英語授業でつまずかないための対策
日本の英語教育は変化し続けています。2020年から実施された新学習指導要領により、英語教育が強化され授業時間が増加しました。現在は小学3年生から英語の授業が始まり、中学の英語の授業では小学英語はすでに習得済みとして授業が進められます。
そういった背景もあり、「英語の授業でつまずかずについていけるようになってほしい」と考える保護者が、おうち英語を実施しています。


おうち英語のメリット・デメリット
おうち英語にはメリットとデメリットがあります。ここからは、それぞれについてみていきましょう。
おうち英語のメリット
おうち英語のメリットは以下の3つです。
- 0歳から始められ英語への親しみを育むことができる
- 子どものペースで学習できる
- 塾や家庭教師よりもお金がかかりにくい
それぞれ見ていきましょう。
0歳から始められ英語への親しみを育むことができる
おうち英語は0歳から始められます。小さい頃から始めれば、英語の音に慣れて良い発音が身についたり、英語に抵抗感を持つことなく取り組めたりといったメリットが期待できます。
また、英語を日本語に訳して理解するのではなく、英語そのままで理解する力が身につくのも、大きな魅力です。
子どものペースで学習できる
おうち英語では、英会話教室と異なり、毎週決まった時間に送迎する必要がありません。スケジュールを圧迫せず、子どものペースに合わせて学習できる点がメリットです。
また、他の習い事や学校の宿題などに合わせて時間を調整できるため、無理なく続けやすいのもポイントです。
塾や家庭教師よりもお金がかかりにくい
英会話教室や家庭教師の場合、入会金や月謝などの支払いが生じますが、おうち英語ならばそれらの費用はかかりません。
経済的な負担を抑えて英語学習を始められる点も、おうち英語の大きなメリットといえます。
\遊び感覚で学べるから、勉強が苦手でも安心/

\おいでよ!マグナのオンライン英会話/
.webp)
おうち英語のデメリット
おうち英語のデメリットは以下の3つです。
- 適切な教材を見つけるのが大変
- 学習方法が合っているか判断しづらい
- 無理やりやらせると子どもが英語嫌いになる可能性がある
ひとつずつ解説します。
適切な教材を見つけるのが大変
おうち英語のデメリットは、子どもに合う教材を親が見つけなければならない点です。
子どもの年齢や興味に合う教材を探すのは難しいものです。合わない教材を選ぶと、子どもが英語に飽きてしまったり挫折してしまったりして、期待した学習効果が得られない可能性があります。
英会話や塾などでは教材が用意されているため、それに比べるとおうち英語は大変に感じる人もいます。
学習方法が合っているか判断しづらい
おうち英語では、先生やネイティブスピーカーと話す機会がないため、子どもがどれくらいの英語力を身につけているのか、学習方法が適切なのかどうかといった判断が難しいです。
また、子どもがどのくらい英語でコミュニケーションをとれるようになっているのかも把握しづらいです。
そのため、オンライン英会話などと併用し、実際に英語を話す機会を別途用意するのもおすすめです。
無理やりやらせると子どもが英語嫌いになる可能性がある
おうち英語を取り入れても、すべての子どもが前向きに取り組むわけではありません。
現時点で子どもが英語に興味を持っていなかったり、嫌がったりしているなか、保護者が無理やり英語学習をさせようとすると、英語嫌いの原因になる可能性があります。子どもの気持ちを尊重し、負担にならないよう配慮することが大切です。
おうち英語のやり方・進め方
英語を習得するには、「聞く→話す→読む→書く」の順番で進めると良いとされています。ここでは、おうち英語の始め方と進め方を具体的に解説します。
ステップ1:聞く
ステップ1は英語を聞き、音やリズムに慣れることです。おすすめのやり方は以下の2つです。
- 英語の音源をかけ流しする
- 英語のアニメや動画を視聴する
英語の音源をかけ流しする
英語の音源を生活のBGMとして流しておくと、英語のリズムやイントネーションに、自然と耳が慣れていきます。毎日決まった時間、例えば、食事中などの日本語を話していない時間に流すと効果的です。
童謡や英語のストーリーCD、YouTubeなど、子どもが親しみやすい音源を活用すると良いでしょう。
英語のアニメや動画を視聴する
英語のアニメや動画の視聴は、映像と音声を結びつけ、言葉の意味をより具体的、視覚的に理解することをサポートしてくれます。YouTubeなどで子ども向けの英語アニメ・動画を探すと良いでしょう。
例えば、Peppa PigやBlueyなど、子どもが興味を持ちそうなものを用意するのがおすすめです。言葉が分からなくても、まずは映像の動きやキャラクターの感情から楽しむよう促し、英語が楽しいという体験をさせましょう。
ステップ2:話す
ステップ2は英語を話すことです。
英語を聞くことに慣れてきたら、次はインプットした情報を実際に口に出してアウトプットしてみましょう。
「Good morning!」「What's this?」といった日常的な短いやり取りから始めるのがおすすめです。一緒に歌ったりするのもおすすめです。
最初からすべて英語で話すのは難しい場合は、「お茶が cold(冷たい)」など、日本語を織り交ぜて一部だけ英語を使うなどでも問題ありません。
ステップ3:読む
ステップ3は英語を読むことです。
ここでおすすめなのが、子ども向けの絵本を子ども自身が読むことです。絵本であれば、絵の内容から読んでいる内容を理解しやすいでしょう。音声付きの教材を選べば、ネイティブの発音に慣れながら読む力も鍛えられます。
さらに、文字を読む際には「フォニックス」と呼ばれる学習方法を取り入れるのが有効です。これは、英語圏の子どもが英語の音と文字の関係性の法則を学ぶやり方です。
例えば、「C」は「ク」、「A」は「ア」、「T」は「ト」という音を学ぶことで、それらの音をつなげて「cat(キャット)」と単語を読むための土台を作れます。このルールを知れば、正しい読み方が身につくだけではなく、単語力や「聞く・話す・書く・読む」の技能が身につきます。
ステップ4:書く
ステップ4は英語を書くことです。
子どもにとって難しいかもしれませんが、書いてアウトプットすることで、インプットした知識が定着します。とはいえ、最初から難しいことをするのではなく、無理なく楽しめるように簡単な遊びから始めると良いでしょう。
例えば、「box」や「cup」など家にあるものの名前を書き出したり、英語の絵本に出てきた単語を書き写したりするなど、遊びを取り入れると効果的です。また、書いた単語のスペルのチェックをした際に間違いが多ければ、前述したフォニックス学習を取り入れるのも有効です。
単語が書けるようになってきたら、「get up (起きる)」のような熟語、「I like apples.(私はリンゴが好き)」といった短文へと少しずつ書くことを増やし、その後は日記や手紙を書いてみるのも良いでしょう。
おうち英語を成功させるコツ
ここでは、おうち英語を成功させるためのコツとして、以下の5つを紹介します。
- 子どもが「楽しんで取り組める環境」を作る
- 目標を設定する
- 強制しない
- 毎日英語に触れる習慣を作る
- 具体的に褒める
詳しく見ていきましょう。
子どもが「楽しんで取り組める環境」を作る
おうち英語の成功には、子どもが「楽しい!」と感じるかどうかが非常に重要です。
親の一方的な気持ちで教材を選んでも、子どもが興味を持てなければ長続きしません。例えば好きなキャラクターが登場する英語のアニメや、リズムに乗って楽しめる英語の歌など、子どもの興味や関心に合った教材を選ぶと良いでしょう。
また、リビングに英語の絵本を置いたり、遊びを取り入れたりして、「英語は楽しいもの」と自然に思える環境を作ることも大切です。

目標を設定する
漠然と英語に取り組むのではなく、目標を設定するほうが、英語学習の効果は出やすいです。
その際、「英語の歌を歌えるようになる」など、子どもが達成感や楽しさを感じられる目標を立てると良いでしょう。中高生の英語のように「○個単語を覚える」といった目標設定は、適切ではないケースが多いです。
最初は小さな目標を設定し、子どもの様子を見て定期的に見直しましょう。
強制しない
子どもに英語の勉強を無理やりさせるとストレスがたまり、英語嫌いになってしまう可能性があります。英語を学べるゲームや英語の歌など、子どもが興味を持つものを考えて、英語を楽しく学べる環境を作るようにしましょう。
また、保護者も一緒に英語を学び、楽しむ姿を見せるのも有効です。
なお、子どもが英語を嫌がったときは時間をおき、やりたいという気持ちになったときに再開するなど、柔軟に対応してください。
毎日英語に触れる習慣を作る
英語力をつけるには毎日の継続が大切です。
しかし、毎日長時間の英語学習は子どもへの負担が大きく、英語嫌いにつながるリスクもあります。そのため、無理のない範囲で短い時間でも毎日英語にふれる習慣を作ると良いでしょう。
子どもが楽しめる教材を使ったり、イベントに参加したりするのもおすすめです。また、生活するなかで積極的に英語で声がけするのも、負担が少なく続けやすいので有効です。
具体的に褒める
子どもが英語に取り組んだら、積極的に褒めましょう。その際、単に「すごい!」と褒めるよりも、「○(具体的な単語や表現など)ができるようになってすごい!」など、成長した点を具体的に褒めると良いでしょう。
また、「Very good!」や「Great!」など、英語で褒めるのも効果的です。
おうち英語のやり方に関するよくある疑問
最後に、おうち英語に関するよくある質問を見ていきましょう。回答も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
おうち英語は意味ないって本当ですか?
「おうち英語に意味がない」という意見がありますが、それは誤解です。
「おうち英語に意味がない」と言われてしまう主な理由としては、短期間で成果が見えづらいことが挙げられます。
また、子どもの興味やレベルに合わないやり方をしていたり、子どもが楽しんで取り組めていなかったりすると、継続できずに失敗してしまい、「意味がない」と感じてしまうこともあるでしょう。
前提として、英語の習得には時間がかかることを理解しておく必要があります。結果に焦らず、まずは子どもが「英語は楽しい」と思えることを優先してください。
親が英語できなくても子どもは効果的に学べますか?
親が英語を話せなくても、おうち英語は十分に効果があります。
音声付きの教材や動画を使えば、子どもはネイティブの発音に自然と慣れていきます。親の発音の影響を過度に心配する必要はありません。むしろ、世界では非ネイティブの英語話者が多数派であり、さまざまな英語に触れること自体が子どもの強みになります。
大切なのは、親が完璧な英語を話すことではなく、「一緒に学んで楽しむ姿勢」を見せることです。親子で英語の歌を聞いたり、簡単なフレーズで話しかけたりするうちに、子どもの英語力とともに、親の英語力も自然に伸びていくでしょう。
まとめ
おうち英語とは、子どもが英会話教室や塾に通わず、自宅で英語を学ぶ方法のことです。経済的な負担を抑えつつ、子どものペースに合わせて学習できるのが大きな魅力です。
おうち英語を進めるときは、「聞く→話す→読む→書く」の順にステップを踏み、何よりも子どもが「楽しい!」と感じられる環境づくりを心がけましょう。英語を無理に勉強させるのではなく、小さな成功体験を積み重ねていくことが、自然な定着につながります。
マグナの”ファンラーニングメソッド”では、この楽しさと学習効率の両立ができます。英語学習アプリ「マグナとふしぎの少女」ならゲームやストーリーに夢中になって楽しみながら英語を学べるでしょう。
発音判定AIによって自信をつけながら「聞く・話す」力を習得できるのもメリットです。習熟度に合わせて難易度が変わるため、無理なく楽しく英語に毎日触れられるのが特徴です。
\アプリの詳細・ダウンロードはこちらから/

アプリでのインプットをさらに実践的な力に変えるのが「マグナのオンライン英会話」です。子どものレベルや目的に合わせたコースを選ぶことができ、経験豊富なプロコーチのサポートがあるので、自宅にいながらでも楽しく着実に英語が身につくアウトプットの機会を増やすことができます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
\マグナのオンライン英会話の詳細はこちら/
.webp)