中学受験の英語利用が急増!最新動向と必要な英語力を解説
近年、中学受験の受験科目として英語が注目されています。そのため、「中学受験を英語で乗り切りたい」「英語の試験対策をしたい」と考えている方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、中学受験での英語の状況、必要な英語力の目安、中学受験の英語のメリット・デメリットなどについて、詳しく解説します。
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【この記事で分かること】
・中学受験で英語はどの程度普及しているのか
・どの程度の英語力があれば合格できるのか
・中学受験の英語のメリット・デメリット
中学受験における英語入試の最新トレンドと実態

はじめに、中学受験の英語入試の最新トレンドとして、以下の3点を紹介します。
- 首都圏の約4割が導入し「一般入試」の選択肢へ
- 小学校での教科化や大学入試改革が加速の要因
- 公立中高一貫や最難関校でも導入・評価の動き
首都圏の約4割が導入し「一般入試」の選択肢へ
かつて中学受験における英語入試は、帰国生(帰国子女)向けの特別な入試という位置づけが一般的でした。しかし近年では、一般入試の選択科目として英語を利用できる学校が急増しています。
首都圏模試センターの調査によると、2025年度入試では、首都圏の私立・国立中学校の約4割にあたる140校が英語に関わる入試を実施しました。2014年頃の導入校は約15校であり、この10年余りで約10倍に拡大した計算になります。
この背景にあるのが、国語・算数などの主要科目の代替や加点として英語を活用できる「選択型入試」の普及です。これにより、帰国生に限らず、国内で英語学習を積み重ねてきた受験生にとっても、英語が現実的な受験戦略の一つとして定着しつつあります。
出典:英語(選択)入試導入校140校一覧<2025年入試>|首都圏模試センター|
小学校での教科化や大学入試改革が加速の要因
英語入試がここまで広がった背景には、国による教育改革があります。特に重要なのは、「小学校英語の教科化」と「大学入試改革」の2点です。
小学校英語の教科化
2020年度から新学習指導要領が全面実施され、小学3・4年生では「外国語活動」が必修化、5・6年生では英語が正式な「教科」となりました。成績評価が行われるようになったことで、小学校卒業時点で一定の英語力を身につける児童が増加しています。
これにより、中学校側もその学習成果を入試で評価しやすい環境が整いました。

大学入試改革
大学入試改革により、大学入試では、従来の「読む・聞く」に加え「話す・書く」を含めた4技能の総合的な評価が重視されるようになりました。
これを受け、中高一貫校側も早期から英語教育を強化し、グローバル社会や新しい大学入試に対応できる生徒を獲得しようとする動きを加速させています。
公立中高一貫や最難関校でも導入・評価の動き
英語入試の広がりは中堅私立校にとどまりません。公立中高一貫校や最難関私立校にも、導入・評価の動きが及んでいます。
公立中高一貫校では、さいたま市立大宮国際中等教育学校が適性検査の一部に英語(リスニング等)を取り入れており、他地域でも同様の事例が見られます。また、国立の筑波大学附属中学校では、2022年度から報告書(内申点)の点数化に英語を加えるなど、公教育の入試においても英語の重要性が高まっています。
私立の最難関校でも変化は顕著です。2025年度入試から、女子最難関校の一つである豊島岡女子学園中学校が英語資格を活用できる入試を新設し、大きな注目を集めました。さらに、頌栄女子学院中学校も2026年度入試より英語資格利用入試の導入を発表しています。
このように、英語力が合否に影響するケースはトップレベルの学校にも広がっており、英語入試はもはや例外的な存在ではありません。今後の中学受験において、英語はますます重要な評価軸となっていくと考えられます。
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中学受験における英語入試の主なパターン
中学受験の英語入試は、以下の3パターンに大別されます。
- 国語・算数などと組み合わせて受験する「選択型」
- 英語1教科や面接のみで判定する「1科目型」
- 英検スコアなどを加点・免除に使う「資格利用型」
志望校がどの形式を採用しているかによって、求められる英語力や学習戦略は大きく異なります。ここでは、それぞれのパターンについて、より詳しく見ていきましょう。
国語・算数などと組み合わせて受験する「選択型」
選択型は、英語を国語・算数などの主要科目と組み合わせて受験する形式で、一般入試において最も導入数が多く、併願も組みやすいパターンです。具体的には、「英語・国語・算数」の3科目型や、「英語・算数」の2科目型が挙げられます。
また、4科目入試(国語・算数・理科・社会)において、理科や社会の代替として英語を選択できる学校も増加しています。
この形式の大きなメリットは、理科・社会の学習負担を軽減できる点です。すでに英語学習が進んでいる受験生であれば、4科目すべてを対策するよりも、得意な英語を活かして総合得点を伸ばす戦略が取りやすくなります。国内生向けの英語入試として、現在の主流といえる形式です。
英語1教科や面接のみで判定する「1科目型」
1科目型は「英語のみ」で合否を判定する入試形式です。試験内容は学校によって異なり、筆記試験のみの場合もあれば、英語面接、ネイティブ教員とのグループワーク、プレゼンテーションなどを組み合わせるケースもあります。
この形式は、従来の帰国生入試に近い位置づけであり、求められる英語力は英検2級〜準1級相当と高水準です。読解・作文に加え、スピーキングやリスニング能力が重視される傾向があります。
国語や算数が得意でなくても、突出した英語力があれば合格が狙えるため、インターナショナルスクール出身者や、幼少期から英語環境で学んできた受験生にとっては、非常に有利な入試形式といえるでしょう。
英検スコアなどを加点・免除に使う「資格利用型」
近年、急速に普及しているのが、当日の英語試験を行わず、英検などの外部検定試験のスコアや級を入試に活用する「資格利用型」です。この形式には主に以下の3つの優遇措置があります。
| 1.得点換算(みなし満点) 英検の級に応じて、英語の試験を「80点」や「100点(満点)」とみなして換算する。 2.加点 入試の合計点に「10点〜20点」を加算する。 3.試験免除 所定の級を持っていれば英語の試験自体が免除される。 |
2025年度入試からは豊島岡女子学園中学校が、2026年度入試からは頌栄女子学院中学校が英語資格利用入試を導入するなど、難関上位校にもこの流れが広がっています。
資格利用型の最大のメリットは、当日の試験一発勝負を避けられる点です。早い段階で資格を取得しておけば、精神的な余裕を持って本番に臨むことができ、他教科の対策に時間を充てやすくなります。
中学受験で求められる英語力の目安と目標ライン

ここからは、中学受験に必要な英語力の目安と目標ラインを、英検の級に分けて紹介します。
英検4級〜3級:一般入試での選択・加点目安
英語入試の対策をこれから始める場合、まず目標にしたいのが英検4級(中学中級程度)〜3級(中学卒業程度)です。
一般入試で英語を選択科目として導入している中堅校の多くは、試験問題の難易度をこのレベルに設定しています。また、英語資格による加点や軽微な優遇措置の最低ラインとして英検4級または3級を設定している学校も少なくありません。
文部科学省の学習指導要領では、小学校卒業時点で600〜700語程度(英検5級〜4級相当)の語彙習得が目標とされています。学校の授業に加えて基礎的な英語学習を積み重ねれば到達可能な水準であり、国内生にとって最も現実的なスタートラインといえるでしょう。
英検準2級:試験免除や高得点換算の戦略ライン
受験を有利に進めるうえで重要な分岐点となるのが、英検準2級(高校中級程度)です。
近年、英語教育に力を入れる私立中学校では、英語資格による優遇基準を引き上げる動きが見られます。以前は英検3級で認められていた加点や試験免除が、準2級以上に変更されるケースも増えてきました。
例えば、2026年度から英語利用入試を新設する頌栄女子学院中学校では、英検準2級取得者は英語の入試得点が90点換算となります。このように、準2級以上を取得していれば、英語利用入試で高めの英語得点が見込めるため、国語・算数との合計点で合否判定が有利になる可能性があります。
英検2級以上:難関校・国際コースの必須水準
最難関校や国際系コースを視野に入れる場合、求められる英語力はさらに高くなります。目安となるのは、英検2級(高校卒業程度)〜準1級です。
例えば、2025年度入試で注目を集めた豊島岡女子学園中学校の英語資格利用型入試では、英検2級で90点換算、準1級以上で100点(満点)換算とされ、英語資格の有無や級・スコアによって合否に与える影響が大きくなる仕組みとなっています。
また、広尾学園や三田国際学園などの国際コース(インターナショナルコース)では、出願の目安を英検2級以上としているケースが多いものの、合格者の多くが準1級レベルを保持しているとも言われています。
このレベル帯は、帰国生やインターナショナルスクール出身者、あるいは幼少期から継続的に英語環境で学んできた生徒が主な対象となります。国内生が目指す場合は、早期からの長期的な学習計画が不可欠といえるでしょう。
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中学受験で英語を選択するメリットとデメリット
ここでは、中学受験で英語を選択するメリットとデメリットを、それぞれ解説します。
メリット
中学受験で英語を選択する最大のメリットは、保有するスキルを直接的な「得点」や「時間」に変換できることです。
| 得点源になる(加点・免除) 英検取得者に対し「入試得点への加点」や「満点換算(試験免除)」を行う学校が増えている。例えば「準2級以上で英語試験免除」になれば、直前期に他教科の対策に集中できる。 学習負担の削減(理社の代替) 暗記量の多い理科・社会の代わりに英語を選択できる学校も多い。4科目の学習に苦戦していても、対策を得意な英語に集中させることで合格率を高められる。 将来への投資 中学受験へ向けた学習は、大学入試改革(4技能重視)や留学の基盤となるため、進学後も長期的なアドバンテージが続く。 |
デメリット
英語受験にはメリットがありますが、一方で、英語特化ならではのリスクも存在します。
| 志望校が限定される 英語入試の導入校は増加しているとはいえ、まだ首都圏の全私立・国立中の約4割程度。英語に特化しすぎると、英語入試を実施していない学校への進学機会を失うリスクがある。 基礎学力(国算)とのバランス 多くの学校で国語・算数は必須になる。英語以外の基礎学力が不足していると、たとえ英語で高得点を取っても不合格になる可能性があるほか、入学後の学習についていけなくなるリスクも生じる。 ハイレベルな競合(帰国生) 「英語1科目入試」などは、英検準1級〜1級レベルが求められるケースがある。幼少期から英語環境にいる帰国生と同じ土俵で戦うことになり、国内学習者には過度な負担となる可能性がある。 |
中学受験に向けた英語の学習戦略と親のサポート
最後に、中学受験を成功させるための学習戦略と、親にできるサポートについて、以下の5つに着目して解説します。
- 志望校の出題形式と過去問の分析
- 国語・算数との学習時間配分の管理
- 英検を軸にした基礎力の強化
- 独学が難しいスピーキング・面接の対策
- 専門塾や家庭教師の活用
志望校の出題形式と過去問の分析
まず確認すべきなのは、志望校がどのような形式で英語力を評価しているかです。
英語入試には、英検に近い筆記試験中心の学校もあれば、ネイティブ教員との英語面接(インタビュー)を重視する学校もあります。また、三田国際学園のように、英語で算数的な思考力を問う「Reasoning(論理的思考)」といった独自科目を課す学校もあります。
「筆記のみ」なのか、「リスニング・面接が含まれる」のかによって、対策方法は大きく異なるでしょう。募集要項や過去問を確認し、ゴールから逆算して学習計画を立てることが最重要ポイントです。
国語・算数との学習時間配分の管理
英語入試を選択する場合でも、英語以外の教科をおろそかにしてはいけません。多くの学校では、英語を選択しても国語や算数は必須科目となっています。
たとえ英語が得意でも、国語・算数で足切り点に達しなければ合格できません。そのため、保護者には、子どもの学習が英語だけに偏りすぎないよう全体のバランスを管理し、「総合点で合格ラインを超える」ための時間配分を調整する役割が求められます。
英検を軸にした基礎力の強化
学習のサポートに最も有効なのが「英検」の活用です。多くの学校が難易度の目安(「英検3級程度」など)を英検の級で示しており、必要な語彙・文法レベルを把握しやすいためです。
特に単語や文法といった基礎学習では、英検の級を一つずつクリアしていく方法をおすすめします。子ども自身が達成感を得やすく、モチベーション維持にもつながります。一般的な国内生であれば、英検4級〜3級の取得を目標に基礎を固めることが、英語入試突破への近道となるでしょう。
独学が難しいスピーキング・面接の対策
家庭学習だけで対応が難しいのが、近年増加しているスピーキングや英語面接です。多くの学校では、試験官との対話や、与えられたテーマについて自分の考えを英語で説明する力が求められます。
これらはペーパーテスト中心の勉強だけでは身につきにくいため、塾やオンライン英会話を活用してアウトプットの機会を確保することが重要です。想定問答を用意し、「なぜこの学校を志望したのか」といった質問に英語で答えられるよう練習するなど、面接特有の対策も欠かせません。
専門塾や家庭教師の活用
中学受験の英語は、小学校の授業内容を超えるレベルが出題されることも多く、保護者がすべてを指導するのは難しいでしょう。特に、スピーキングを含む4技能をバランスよく伸ばす必要がある場合や、志望校の出題形式が特殊な場合は、中学受験英語に精通した専門塾や家庭教師の活用が有効です。
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まとめ
中学受験における英語入試は、「特別な入試」から「一般入試の選択肢」へと定着しつつあります。小学校英語の教科化や大学入試改革を背景に、公立中高一貫校や最難関校でも英語力を評価する動きが加速し、現在では首都圏の約4割の学校が導入するまでに広がりました。
英語入試の形式は、主に「選択型」「1科目型」「資格利用型」の3つです。志望校によって求められる英語力や対策方法は大きく異なるため、まずは学校ごとの入試方式を正確に把握し、早めに戦略を立てることが重要です。英語力の目安としては英検が活用しやすく、段階的に級を取得していくことで学習計画も立てやすくなるでしょう。
とはいえ、中学受験の英語対策は、家庭だけで完結させるのが難しい場面も少なくありません。特にスピーキングや面接対策、継続的な学習管理には、専門的なサポートを上手に取り入れることが合格への近道となります。
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