「英語が全くわからない!」中学生におすすめの勉強法を解説!
「小学校までは何となくついていけていたのに、中学生になった途端英語が急に難しく感じられるようになった」「英語だけはどうしてもできない」という生徒さんは少なくありません。
この記事では、英語につまずいてしまう原因を明らかにし、基礎から確実に力をつけるための具体的な勉強法を、ステップごとにわかりやすく紹介します。
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【この記事でわかること】
・中学生が英語でつまずく原因と対策
・英語が全くわからない状態から抜け出す4つのステップ
・基礎を固めるためのおすすめ教材とサービス
中学生で英語が全くできなくなる原因

中学校に入学すると、英語につまずく生徒は少なくありません。小学校までは問題なく学べていたのに、急に難しく感じる人も多いでしょう。主な原因は次の4つです。
- 小学校と比べて授業の内容が難しい
- 覚える単語の量が多い
- 音読に苦手意識がある
- 英語を学習するモチベーションが上がらない
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
小学校と比べて授業の内容が難しい
小学校での英語は、歌やゲームといった活動を通して「英語に親しむ」ことを目的とした、音声中心のコミュニケーション活動がメインです。しかし、中学校の英語の授業は、「be動詞と一般動詞の違い」「三人称単数現在のs」「時制」といった、論理的な思考を要する文法ルールの学習が中心となります。
授業の進行スピードも速くなり、以前は数ヵ月かけて学んでいた内容を、わずか数週間で終えてしまう場合もあります。そのため、一度つまずくとあっという間に取り残されてしまい、次の単元を理解するための前提知識が欠けたまま授業が進んでしまうのです。
小学校から中学校への学習内容のギャップが、多くの中学生が「急に英語がわからなくなった」と感じる大きな原因となっています。
覚える単語の量が多い
中学校の3年間で習得が求められる単語数は、小学校で習う約600〜700語に加え、新たに1600〜1800語程度とされています。これは親世代の中学時代と比べて約1.5倍の量であり、単純な暗記だけでは対応が難しくなっています。
単語がわからなければ、教科書の文章を読んでも意味が取れず、リスニングで音声を聞いても内容を理解できません。結果として、授業全体が難しいと感じ、英語への苦手意識につながってしまうのです。
音読に苦手意識がある
音読は語彙や文法、発音を定着させ、リスニング力や読解スピードを向上させるためにも非常に重要な学習方法です。しかし、英語の綴りと音の関係性(フォニックス)が身についていないと、初めて見る単語を正しく発音できず、読み間違えてしまいます。
英語が苦手な生徒は、クラスメイトの前で間違えるのが怖かったり、恥ずかしかったりするので、音読が苦痛となっているケースが少なくありません。
音読を避けると英語を声に出して練習する機会が失われ、ますます音読への恐怖心が強まってしまいます。
英語を学習するモチベーションが上がらない
英語学習のなかで、これまでに紹介したようなネガティブな経験が続くと、「どうせわからない」「やっても無駄だ」と感じ、英語を学習するモチベーションが上がらなくなります。
また、何をすれば成績が上がるのか、具体的な目標や計画がないまま勉強しようとしても、成長を実感できずに挫折しやすいでしょう。
わからないことを誰にも聞けず、励ましてくれる仲間もいない状態では、モチベーションを維持するのは困難です。
そんなときは、英語学習の捉え方を根本的に変えてみましょう。英語を「勉強」としてではなく、「楽しむ」対象として捉え直すことで、苦手意識を和らげることができます。
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英語ができない中学生におすすめの勉強法

英語がまったくわからない状態から抜け出すためには、正しい順序で学習を進めることが重要です。以下の4つのステップに沿って勉強を進めていきましょう。
- 英語を楽しむ工夫を取り入れる
- インプット学習をする
- アウトプット学習をする
- インプット学習とアウトプット学習を繰り返す
各ステップについて、詳しく見ていきましょう。
STEP1:英語を楽しむ工夫を取り入れる
英語への苦手意識が強い場合、いきなり机に向かって単語帳や参考書を開いても、なかなか集中できないものです。まずは英語に対するネガティブなイメージを払拭し、「英語って面白いかも」と思えるきっかけを作りましょう。
自分の好きなことと英語を結びつけることで、学習への抵抗感が減り、自然と英語に触れる時間が増えていくはずです。
英語のマンガやアニメで学ぶ
好きなマンガやアニメを英語で見て、英語の音やリズム、イントネーションに自然と耳を慣らせましょう。いきなりすべてを理解しようとせず、以下の手順で試してみてください。
- 英語音声+日本語字幕で視聴する
まずは物語の全体像を把握します。
内容がわかっていると、英語のセリフも推測しやすくなるからです。 - 英語音声+英語字幕で再視聴する
次に、英語字幕に切り替えて観てみましょう。
音声と字幕が結びつき、リスニング力と単語力の両方が鍛えられます。
すべての単語やセリフを理解できなくても、「Hello」や「Thank you」など、知っている単語が聞き取れたら十分です。自分がすでに内容を知っている作品や、日常会話が多い作品が学習には適しています。
動画配信サービスを活用すれば、手軽に英語音声・字幕に切り替えられるでしょう。
好きな英語の先生の授業を受ける
学校の先生との相性が、教科の好き嫌いに大きく影響する場合もあります。もし学校の授業が合わないと感じるなら、自分に合った先生を学校の外で見つけてみましょう。
塾や家庭教師だけでなく、動画サイトや学習アプリなどでも、数多くの先生がわかりやすく楽しい授業を配信しています。「この先生の説明はスッと頭に入ってくるな」「なんだか授業が面白い」と感じられる先生に出会えれば、英語に対するネガティブなイメージが大きく変わるでしょう。
STEP2:インプット学習をする
英語を楽しむ工夫を取り入れて苦手意識がやわらいできたら、次はインプット学習に取り組みましょう。インプット学習とは、英単語や文法、発音といった英語の基礎知識を頭に入れる学習のことです。
インプット学習でしっかりと土台を築けば、のちのアウトプット学習がスムーズに進みます。
以下では、効果的なインプット学習の方法を3つ紹介していきます。
教科書に載っている英単語を覚える
はじめに、教科書に載っている英単語を覚えましょう。定期テストの問題のほとんどが、教科書から出題されるからです。
ただし、ノートに何度も書き写すだけの暗記方法は非効率的で、記憶にも残りにくいです。
以下の4つのステップで単語を覚えていきましょう。
- 音声を聞く
- 音声を真似する
- 見る・理解する
- 書く
まず、教科書付属のCDやQRコードの音声を使い、正しい発音を聞きます。聞いた音を真似して自分でも声に出して何度も発音すると、音が口の筋肉の記憶と結びつきます。
次に単語のスペルと日本語の意味を確認しましょう。単語が使われている簡単な例文を一緒に音読すると、より記憶に定着しやすくなります。
最後に、スペルを覚えるために数回書いて練習し、単語を覚えているか確認してください。単語の暗記は一度に長時間行うのではなく、10分程度でも良いので、毎日継続することが大切です。
英語の基礎文法を勉強する
覚えた単語を使うには、文法の正しい理解が必要です。
英語がまったくわからない状態なら、中学1年生の最初の単元から、丁寧に学習してみることをおすすめします。be動詞と一般動詞の違いなど、基本的なルールから段階的に学んでいきましょう。参考書を使用する際には、イラストや図解が多く、難しい文法用語を避けて解説しているものを1冊用意します。
文法ルールを読んだだけで終わらせず、必ずそのルールが使われている例文を何度も音読してください。簡単な穴埋め問題などを解いて、ルールを正しく使えるか確認することも忘れないようにしましょう。
正しい英語の発音を聴く
英語の正しい発音を身につけることは、リスニング力とスピーキング力の両方を鍛えるうえで重要です。自分が正しく発音できる音は、自然と聞き取りやすくなるからです。
まずは、教科書付属の音声教材などを活用し、毎日5分でも英語の音に触れる習慣をつけましょう。特に日本語にはない「th」や「r」と「l」の音の違いなどは、より意識して聞くことが大切です。
また、アルファベットの綴りと音の規則性(フォニックス)を学ぶのも効果的です。フォニックスを知っていると、初めて見る単語でも発音を推測できるようになります。
STEP3:アウトプット学習をする
インプット学習で知識の土台を築いたら、英語を書いたり話したりするアウトプット学習に進みましょう。インプットしただけの知識は、テストが終わるとすぐに忘れてしまいがちです。
学んだ知識を実際に使うと、長期的な記憶として定着します。
教科書の例文を音読する
アウトプット学習の第一歩として、教科書を音読してみましょう。インプット学習で覚えた単語や文法が使われている例文を声に出して読むと、知識が頭と口に定着し、スピーキングの土台を作れます。
繰り返し音読すると、英語特有のリズムや語順が自然と体に染み込み、リスニング力が身につきます。フレーズを覚えると、ライティング力の向上も期待できるでしょう。
音読を始める際は、以下のステップで進めてください。
| 1. 準備をする 教科書付属のCDなど、音声付きの教材を用意します。音読する英文に出てくる単語や文法の意味を事前に調べ、内容を理解しておきましょう。 2. お手本を聞く まずは音声だけを聞き、ネイティブの正しい発音、イントネーション、リズムを確認します。 3. 真似して音読する 音声を聞きながら、あるいは一文ずつ止めながら、お手本をそっくり真似るように声に出して読みましょう。ただ読むのではなく、文章の意味を頭に思い浮かべながら、感情を込めて読むとより効果的です。 4. 何度も繰り返す つっかえずにスラスラと意味を考えながら読めるようになるまで、同じ文章を何度も繰り返します。 |
短い時間でも毎日続けることが、着実な力となります。
英語で文章を書く練習をする
英語で文章を書く練習は、覚えた単語や文法を使える知識として定着させるうえで効果的です。単語のスペルや文法のルールを正確に使う機会となり、自分の考えを論理的に組み立てる練習にもなります。
ライティングは、以下の簡単なステップからはじめてみましょう。
| 1. 書き写しから始める まずは、教科書の英文をそのままノートに書き写してみましょう。正しいスペルやピリオドの使い方、文の構造を目と手で覚えられます。 2. 簡単な一文を作ってみる インプット学習で覚えた単語や文法を使って、自分で簡単な一文を作ります。「I like soccer.」や「This is a pen.」のように、知っている知識を使って、まずは短い文を作りましょう。 3. 英語日記に挑戦する 一文を作ることに慣れてきたら、毎日1〜3行程度の簡単な英語日記をつけてみましょう。その日の出来事や感想を知っている単語で書くだけで十分です。 例:「Today was sunny.(今日は晴れだった)」「I played video games.(テレビゲームをした)」「It was fun.(楽しかった)」 |
ライティングでは、最初から完璧を目指さないことが大切です。難しい単語や複雑な文法を使おうとせず、まずは短い簡単な文で、自分の言いたいことを表現する練習を積み重ねましょう。
書いた英文を学校の先生などに見てもらい、間違いを直してもらうと、さらに早く上達できます。
STEP4:インプット学習とアウトプット学習を繰り返す
英語学習は、インプット学習とアウトプット学習を繰り返すのが重要です。繰り返すことで、学んだ知識が定着し、着実なレベルアップを図れます。
例えば、以下のようなサイクルを毎日繰り返してみましょう。
- インプット:新しい英単語を5つと、新しい文法ルールを1つ学ぶ
- アウトプット:5つの単語と文法ルールを使って英文を作り、声に出してみる
- 復習:新しいことを学ぶ前に、前日に作った英文をもう一度確認する
しかし、一人で英語の学習を続けるのは難しく、自信がない人もいるでしょう。
「マグナのオンライン英会話」なら、ゲームを通して新しい単語やフレーズをインプットし、すぐにAIキャラクターとの会話でアウトプットできます。さらに、週1回のプロコーチとの面談で学習の進捗を確認し、次の目標を設定。専門家のサポートを受けながら着実にステップアップできる環境が整っています。
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英語が全くわからない中学生におすすめの教材・サービス
英語学習を効果的に進めるためには、自分のレベルや学習スタイルに合った教材やサービスを選ぶことが重要です。書店に行けば数多くの参考書や問題集が並んでいますが、自分に最適なものを見つけるのは簡単ではありません。
ここからは、英語がまったくわからない中学生が基礎から学び直すのに適した教材の選び方と、効果的な学習をサポートするサービスについて紹介します。
入門・基礎レベルの問題集・参考書を使う
英語学習でつまずいてしまった場合、自分のレベルに合った教材からやり直しましょう。
基礎が固まっていなければ、知識を積み上げられません。
文法参考書は、難しい文法用語を避け、イラストや図を多用して直感的に理解できるものがおすすめです。ルールを学ぶだけでなく、なぜそうなるのかをていねいに解説してくれる本を選びましょう。
定期テスト対策には、学校で使っている教科書に準拠した問題集が良いでしょう。基礎力全般を固めたい場合は、簡単なレベルから進められる問題集を選んでください。
単語帳は、多くの中学校で採用されている単語帳がおすすめです。単語を覚える際は、無料の音声ダウンロードが付いている単語帳を選び、正しい発音を確認しながら学習を進めましょう。
個別指導塾に通う
一人での学習に限界を感じる場合や、質問できる相手がそばにいてほしい場合は、個別指導塾に通うのも有効です。
個別指導塾では、学校の授業で理解できなかった部分までさかのぼって教えてもらったり、自分の苦手な単元を集中的に学習できたりするでしょう。
ただし、個別指導塾は集団塾に比べて授業料が割高になる傾向があります。
また、講師との相性によって学習効果が左右される点にも注意が必要です。入塾前には必ず体験授業を受け、自分に合った講師や教室の雰囲気かどうかを見極めましょう。
オンライン英会話を利用する
オンライン英会話では、外国人講師や日本人講師とマンツーマンで会話練習ができます。比較的費用を抑えながら、学んだ文法知識を実践的に使いながら直接フィードバックをもらえる点が特長です。
しかし、英語がまったく話せない人にとっては、いきなり外国人と話すことに心理的なハードルを感じるかもしれません。また、講師の質にばらつきがあるため、自分のレベルや目的に合ったサービスを慎重に選びましょう。
「マグナのオンライン英会話」は、英語が全くわからない中学生でも安心してはじめられ、着実に力がつくように設計されています。アプリのAIキャラクターが会話相手のため、間違えても気軽に何度でも聞き返せます。
また、マグナのオンライン英会話は、週に1回、専属の日本人プロコーチがオンラインで面談を実施しています。AIが記録した学習データをもとに的確なアドバイスをするため、モチベーションを維持して学習を続けられるでしょう。
まずは無料体験で、英語が「わかる・楽しい」に変わる瞬間を、体験してみてください。
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英語ができない中学生ができる苦手意識を減らす方法

英語への苦手意識は、一度根付いてしまうと、なかなか払拭できないものです。しかし、学習方法や考え方を少し変えるだけで、英語に対する見方は大きく変わります。
ここからは、英語への苦手意識を減らし、前向きに学習に取り組むための具体的な方法を4つ紹介します。
- 自分の好きなことと英語をつなげる
- 英単語の暗記に集中する
- 同じ問題を繰り返す
- 小さな目標を達成し続ける
今日から実践できる方法ばかりなので、できることから少しずつ試してみてください。
自分の好きなことと英語をつなげる
英語への苦手意識を減らすには、英語を勉強から楽しみに変えてみるのが効果的です。自分が好きなことと英語を結びつけると、英語学習への抵抗感を減らせます。
例えば、好きな洋楽の歌詞をインターネットで検索し、意味を調べながら聴いてみたり、カラオケで歌ってみたりすると、楽しみながら英語の発音を練習できます。
映画やアニメが好きなら、お気に入りの作品を、音声や字幕を英語に切り替えて観てみるのもおすすめです。「あのセリフは英語でこう言うんだ!」という発見は、英語を楽しく学ぶきっかけになります。
自分の趣味の世界に英語を取り入れると、勉強させられている感覚がなくなり、自然と英語に触れる時間が増えるでしょう。
英単語の暗記に集中する
英単語の暗記は勉強した成果が見えやすいため、失われた自信を取り戻すきっかけとなります。まずは、学校で出される単語の宿題や小テストで満点を取ることを目標にしてみましょう。
たとえ一つの単元だけでも「できた」という経験は、「自分もやればできるんだ」という自信につながります。
同じ問題を繰り返す
一度間違えてしまった問題集の問題の解答を隠して、自力で正解できるまで最低3回は解き直してみましょう。最初は解けなかった問題が、2回目、3回目と繰り返すうちに解けるようになります。
たとえ1問だけであっても「自分の力で問題を解いた」という経験は、英語に対する恐怖心を和らげ、モチベーションにつながるでしょう。
小さな目標を達成し続ける
英語に対する苦手意識をなくすには、小さな目標を設定し、達成し続けましょう。
例えば、「今日は英単語を5個だけ覚える」「今日は教科書を1ページだけ音読する」のように、具体的で達成可能な目標を毎日立ててみてください。小さな成功体験の積み重ねが、「自分は毎日ちゃんと前に進んでいる」という実感につながり、英語への苦手意識を徐々に減らせます。
まとめ
中学校で英語につまずくのは、覚える単語の量が増えたり、授業の内容が難しくなったりなど、さまざまな原因があります。英語への苦手意識をなくすには、英語を勉強ではなく「楽しい活動」に変え、小さな「できた!」を積み重ねるのが大切です。
まずはアニメや音楽など、好きなことを通じて英語への苦手意識を減らしましょう。そのあとは、教科書を中心に、単語・文法・発音の基礎知識を着実に身につけるインプット学習や、音読や書き写しなどの簡単なアウトプット学習を繰り返していくことが大切です。
「マグナのオンライン英会話」は、独自の”ファンラーニングメソッド”を用いた、英語が苦手な生徒さんにぴったりのスクールです。AIキャラクターとの楽しい対話や、夢中になれるゲーム感覚のレッスンを通して、遊びながら自然に英語を身につけられます。
また、週に1回専属のコーチと面談を行い、アドバイスをもらえるため、一人で悩むことなく学習を続けられるでしょう。
「勉強しなきゃ」というプレッシャーから解放され、「もっと知りたい、もっと話したい」という前向きな気持ちで英語に向き合うための一歩として、まずは無料体験をお試しください。
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