英単語を書いて覚えるのはダメ?書いて覚える効率的な方法や工夫を紹介
英単語を書いて覚える学習方法は、運動記憶を活用できるため記憶に残りやすく、スペルを正確に身につけられます。また、学習の進捗を可視化でき継続しやすいメリットがあります。しかし、単に書き写すだけでは「思い出す」プロセスが抜け落ち、作業化して定着しにくくなることもあります。
本記事では、英単語を書いて覚える方法のメリット・デメリットや、効率を高めるための工夫について解説します。
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【この記事で分かること】
・英単語を書いて覚えることが難しい理由
・英単語を書いて覚えるメリット・デメリット
・英単語を書いて覚える効率的なやり方
・英単語を書いて覚える以外の工夫
なぜ英単語を書いて覚えるだけでは不十分なのか?
「英単語を書いて覚えるのが難しい」と感じる場合、学習方法が脳の記憶の仕組みに合っていないケースが多いです。
書いて覚えること自体に効果はありますが、単語を見ながらただ書き写すだけでは、記憶に欠かせない「思い出す」プロセスが不足し、定着しにくくなります。
脳は日々大量の情報を処理する中で、何度も思い出された情報を「重要なもの」と判断し、記憶として残す性質があります。そのため、思い出す負荷がほとんどかからない書き写し中心の学習では、英単語が記憶に残りにくいのです。
さらに、単語と日本語訳を機械的に結びつけるだけでは、実際の文脈での使い方やニュアンスが身につきません。こうした点からも、英単語は書いて覚えるだけでは不十分で、他の学習法と組み合わせることが重要だといえるでしょう。
英単語を正しく書いて覚えるメリット
英単語を書いて覚えるやり方の主なメリットは、以下の4つです。
- 記憶に残りやすい
- スペルを正しく覚えられる
- 試験に対応しやすい
- 学習を可視化できて継続しやすい
一つずつ見ていきましょう。
記憶に残りやすい
書いて覚える学習法は、運動記憶を活用できるため、記憶の定着に効果があります。
手を動かして書くことで脳の運動野が刺激され、見る・聞くといったインプット中心の学習よりも、身体感覚と結びついた記憶として残りやすくなります。その結果、単語を見なくても自然に手が動いて書ける状態を作りやすくなります。
また、視覚・触覚・運動感覚を同時に使うことで、脳がその情報を「重要な情報」と認識しやすくなる点も、書いて覚える学習法の強みです。
スペルを正しく覚えられる
英単語を実際に書くことで、細かいスペリングに強くなります。
似たつづりの単語も、手で書くことで細かい違いを明確に区別できます。見ているだけでは「なんとなくこんな感じ」といったイメージで認識しているスペルも、しっかりと書くことで自然と注意力が向上し正しく覚えられます。
TOEFL、IELTS、英検などの試験では、スペルの正確さが問われるため、書いて正しく覚えることは有効です。
試験に対応しやすい
書いて覚える練習は、本番の試験形式に直結したアウトプットの練習になります。
学校の試験や大学受験では日本語から英単語にするといったように、正しく英単語を覚え、書けるかをチェックされる問題が多く出題される傾向にあります。こうした出題形式に対して、書く練習は本番さながらのトレーニングになります。
書いてスペルを何度も確認することにより、正しい綴りを身につけられ、試験本番でのミスも軽減できるでしょう。
学習を可視化できて継続しやすい
書いて覚える勉強方法は、学習の記録がノートとして手元に残るため、自分の努力を視覚的に実感しやすくなります。書き溜めたノートの量は自信になり、モチベーションの維持に貢献するでしょう。
また、書いたノートはそのまま復習用として活用可能です。自分がどの単語でつまずき、何度書き直したかの記録が残るため、弱点を把握しやすくなります。
進捗が目に見える形で積み重なっていき、途中で挫折することなく、計画的に学習を継続できることがメリットです。
英単語を書いて覚えるだけになってしまうデメリット
英単語を書いて覚える学習方法は、スペルを正しく覚えられ試験にも対応しやすいといったメリットがある反面、以下のようなデメリットもあります。
- 作業化しやすい
- 時間がかかる
- 実践的な英語力が身につかない
それぞれ見ていきましょう。
作業化しやすい
意味や実際に使う文脈を考えずにただ単語を書き続けると、覚えることではなく、書くノルマをこなすことが目的になってしまいがちです。その結果「書いているけど意味は分からない」「結局覚えられていない」という状態になりやすいことがデメリットです。
また、やったことを可視化できるため達成感を得やすくなりますが、その分覚えることではなく書くことだけで達成感や満足感を得てしまい、作業化しやすくなる点には注意が必要です。
時間がかかる
そもそも、一つひとつの英単語を書くこと自体に時間がかかります。
例えば、日常会話レベルの英単語を習得するには、約3,000語覚える必要があると言われています。これをすべて書いて覚えようとした場合、かなりの時間と労力を要するでしょう。
書いて覚えると時間がかかってしまい、他の学習に割く時間も少なくなってしまうことも難点です。
覚える単語数にもよりますが、数多くの英単語を覚えようとする場合は非効率なケースもあります。
実践的な英語力が身につかない
スペルを覚えても、正しい意味と発音を理解していないと実際には使えません。
書くことが目的化すると、正しい意味や使われる文脈、コロケーションを理解しにくいことがデメリットです。コロケーションとは、よく使われる単語の組み合わせのことで、日本語で言えば「雨が降る」「嘘をつく」といった特定の組み合わせを指します。
単語だけを書いて覚えていると、どのような場面で使われるのか、前後にどのような単語がくるのかが理解しにくくなります。また、音声を聞いていないと正しい発音が分からず、間違ったローマ字読みをしている恐れもあるでしょう。
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英単語を書いて覚えるための効率的なやり方

ここからは、英単語を書いて覚える際の、効率的な方法を4点ご紹介します。
- 実際に発音しながら書く
- 意味・コロケーション・文脈を意識しながら書いて覚える
- 覚えた単語を実際に使用する
- 勉強した内容を反復して定着させる
順番に見ていきましょう。
実際に発音しながら書く
英単語を書きながら声に出すと、効率的に記憶できます。
目で見た単語を書いて運動記憶として記憶し、かつ実際に発音しながら音で覚えましょう。これによって、視覚・聴覚・運動を同時に刺激でき、文字と音が結びつくので、記憶に定着しやすくなります。
単語の綴りを一文字ずつ発音しながら書き、その後にフレーズ全体を音読するのが有効です。また、音読しながら教科書の英文を書き写す練習も効果があります。
単語力が身につくだけではなく、文法や表現を音とセットで習得できます。
意味・コロケーション・文脈を意識しながら書いて覚える
コロケーションとは、複数の単語がよく一緒に組み合わせて使われる自然な定型表現のことです。これを意識して学習することが、使える英語を身につけるためには重要です。
文法的に作れる表現でも、組み合わせが不自然だとネイティブにとっては違和感を与えてしまいます。例えば、「強い雨」は 「heavy rain」という表現が自然で、「strong rain」とは一般的に言いません。ほかにも、ファーストフードは「◯ fast food、✕ quick food」、ひどい渋滞は「◯ heavy traffic、✕ strong traffic」といったものがあり、意識して学習することで正しい文法を身につけられます。
単純に単語だけを書くのではなく、英単語の意味やコロケーション、文脈を意識しながら書いていくことがポイントです。具体的な方法として、例文や「動詞+名詞」などのコロケーション単位で書くのが効果的です。
覚えた単語を実際に使用する
書いて覚えた単語は、実際に使うことが大切です。
学んだ単語を使って、自分の体験に即したオリジナルの文章を作ってみましょう。例えば、「practice(練習する)」を覚えた場合、「I practice the piano every day.(私は毎日ピアノを練習します。)」といった文章を書いてみることがおすすめです。
音声を書き取るディクテーションも有効なアウトプットの手段です。前置詞(in/onなど)や時制(現在/過去など)などの細かいニュアンスも同時に把握でき、実践で使える語彙力を養えます。
また、日々の出来事を英語で日記に書く習慣をつけることも効果的です。学んだ単語を中心に積極的に使っていき、どの単語は書けてどの単語はまだ覚えられていないのかを気づけます。
勉強した内容を反復して定着させる
せっかく書いて覚えた英単語も、一度書いただけではしばらくすると忘れてしまいます。勉強した内容について能動的に思い出すことを繰り返し、より記憶を強化することが必要です。
これをアクティブリコールといい、積極的に思い出すことで記憶を定着させる学習方法で、科学的にも効果が証明されています。具体的な手法として「Look-Say-Cover-Write-Check」が効果的です。まず単語をよく見て(Look)発音し(Say)、手で隠します(Cover)。次に隠したまま記憶を頼りに書き(Write)、最後に正解を確認(Check)しましょう。
書いた直後は覚えていても翌日には忘れるという状態を防ぐためには、思い出す過程が重要であり、白紙テストを行うことが有効です。何も見ずに学んだ内容を思い出しながら白紙に書き出す方法で、記憶を強く刺激して学習を進められます。
英単語は書いて覚える以外の工夫でさらに身につく
英単語は、書いて覚えるだけではなく、以下の方法と組み合わせることでより身につきやすくなります。
- 音声(耳・口)を利用した学習の併用
- 英単語学習アプリの活用
- 適切なタイミングでの復習
それぞれチェックしていきましょう。
音声(耳・口)を利用した学習の併用
耳で聞きながら書き、実際に発音することが大切です。
記憶は、複数の感覚を使うことで定着しやすくなります。見る・聞く・書くといったことを同時に行うことで、記憶に残りやすくなります。テキストや単語集には音声CDが付いているものもあるため、音声を流しながら書く練習が有効です。
また、自分の声を録音して聞き返す習慣を取り入れることもおすすめです。書いて覚える際に聞くことはもちろん、移動中や他の作業中などに音声だけ聞いても効果があります。
英単語学習アプリの活用
英単語の学習には、アプリの活用も有効です。
英単語学習アプリは、音声や発音が再生されるもの、イラストや画像が使われているもの、TOEICや英検対策に特化したものなど多岐にわたるため、自分に合ったものを選びましょう。また、単に単語を学べるだけでなく、自らアクションを起こす能動的な仕組みがあるものがおすすめです。
「マグナとふしぎな少女」は、物語を進めながら英語を話す・聞くといった体験が可能です。AIによる発音判定機能もあり、自分の声をアウトプットする機会が自然に生まれます。また、ゲーム感覚で楽しみながら学べるため記憶に定着しやすいこともメリットです。
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英単語学習アプリに関する詳細は、以下の記事をご参照ください。

適切なタイミングでの復習
英単語を書いて覚える際は、忘却曲線を意識し、覚えたことを忘れる直前のタイミングで復習をすることが大切です。
忘却曲線とは、人が一度学習したことを時間の経過とともにどれくらい忘れるかを示すグラフです。学習直後から急速に減少し、復習しなければ最終的にはほとんど忘れてしまいますが、適切なタイミングで復習することで曲線を緩やかにでき、記憶の定着がはかれます。
例えば、1日後→3日後→7日後→12日後→20日後→30日後というようなリズムが効果的です。何日おきがベストなのか復習するタイミングをいくつか試し、忘れないための適切な周期で復習を重ねていくことが必要です。
まとめ
英単語を書いて覚える勉強方法は、運動記憶を刺激しスペルを正確に把握できますが、単なる作業にならないよう工夫が必要です。
具体的には、音声を聞きながら発音したり、文脈・コロケーションを意識したりすることが重要です。さらに、音声やアプリなど多様な方法を組み合わせ、適切なタイミングで復習することで記憶の定着を高められるでしょう。
英語学習アプリ「マグナとふしぎの少女」は、ゲーム感覚で英語を聞いたり発音したりしながら、3,000個の単語や1,818個のフレーズを自然に楽しく学べます。
ストーリーを進めながら自然と英語表現に触れられるため、意味や文脈も同時に身につくことが特徴です。また、AIによる発音チェック機能により書くだけでは身につかない正しい発音も定着します。
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さらに、学んだ英語を実際の会話で使いたい方には「マグナのオンライン英会話」がおすすめです。インプットした知識をアウトプットする実践の場として活用することにより、英語力を総合的に伸ばせます。
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