英検のリスニングの勉強法や対策を級ごとに徹底解説
英検の合格を目指すなかで「リスニングがどうしても聞き取れない」と悩んでいませんか?英検のリスニングは、苦手意識を持つ受験者が多いポイントの一つです。
リスニング力は、正しい勉強法で伸ばすことが重要です。本記事では、英検のリスニング対策として、効果的な勉強法を紹介します。また、5級から1級まで各級ごとの特徴についても、あわせて解説します。
リスニングへの苦手意識を克服し、確実な得点源に変えていきましょう。
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【この記事で分かること】
・英検リスニング対策に効果的な7つの勉強法
・5級〜1級まで各級の出題傾向と攻略のコツ
・選択肢の先読みやシャドーイングなど実践的なテクニック
英検のリスニング対策の勉強法

英検のリスニング対策で重要なのは、英語をただ聞き流すのではなく、能動的なアプローチを取り入れることです。
過去問演習を解いて出題傾向を掴んだうえで、スクリプト分析やシャドーイング、ディクテーションといった学習方法を組み合わせることで、着実なスコアアップが期待できます。
過去問・問題集を解き、出題形式に慣れる
リスニング対策の基本は、過去問や専用の問題集を繰り返し解くことです。
英検は級ごとに出題形式やパターンが決まっているため、事前に問題形式に慣れておくことが欠かせません。問題を解く際は、本番同様に時間を計り、音声は一度しか再生しないルールで取り組みましょう。
解き終わったら必ず採点を行い、点数を記録することで、自分の現在の実力と苦手な問題形式を客観的に把握できます。
正解数に一喜一憂するのではなく、間違えた問題や聞き取れなかった問題の原因を分析する素材として過去問を活用してください。
スクリプト(台本)を徹底的に分析・音読する
過去問や問題集を解いたあとは、必ずスクリプト(放送された英文の台本)を読み込み、内容を徹底的に理解することが大切です。間違えた問題はもちろん、正解した問題であっても、聞き取れなかった単語や曖昧なまま理解していた表現がないか確認しましょう。
スクリプト分析では、まず英文を読み、知らない単語や文法に印をつけ、和訳と照らし合わせて意味を正確に把握します。
内容を完全に理解したら、次はスクリプトを使って音読練習を行ってください。お手本の音声の発音、イントネーション、リズムをできるだけ忠実に真似ながら音読を繰り返すことで、文字と音の情報が一致し、英語特有の音声変化にも慣れていきます。
シャドーイングで発音とリズムを身につける
シャドーイングは、英語の音声を聞きながら、そのすぐあとを影のように追いかけて発音するトレーニング方法です。リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられます。
シャドーイングを効果的に行うには、まずスクリプトを見ながら音声と同時に発音してください。音の変化(連結や脱落)に慣れたら、スクリプトなしで音声だけを頼りに実践しましょう。
自分の発音を録音し、お手本の音声と比較することで、苦手な箇所を客観的に把握して修正できます。
ディクテーションで聞き取れない箇所を特定する
ディクテーションは、聞いた英語を一語一句書き取るトレーニングです。聞き流す癖を矯正し、どの単語が聞き取れていないのか、どの音声変化に対応できていないのかを特定できます。
ディクテーションを実践する際は、一文ごと、あるいは意味のかたまりごとに音声を止めながら書き取り、すぐにはスクリプトを見ずに、聞き取れるまで数回繰り返しましょう。自分のレベルに合った教材を選び、短時間でも毎日継続することが効果を高めるコツです。
選択肢の先読みを習慣化する
英検のリスニング試験では、問題の音声が流れる前に、問題用紙に印刷されている選択肢や質問文に目を通す「先読み」が有効です。
事前に選択肢を読んでおくことで、これから流れる会話やパッセージのトピック、問われる内容をある程度予測できるでしょう。音声を聞く際に注意すべきポイント(疑問詞、主語、時制など)が明確になり、漠然と聞くよりも格段に内容を理解しやすくなります。
筆記試験が早く終わった時間を活用し、リスニング問題の選択肢をできるだけ多く先読みしておきましょう。
語彙力・文法力の基礎を固める
リスニング対策と並行して、受験する級に応じた単語帳や文法書で基礎知識をインプットし続けることも欠かせません。知らない単語や文法は、たとえ音が聞き取れたとしても、意味を理解できないからです。
単語学習においては、スペルと意味を覚えるだけでなく、必ず音声も確認し、正しい発音で覚える習慣をつけることが、リスニング力の向上につながるでしょう。
背景知識(トピック)を習得し、文脈予測力を高める
英検2級以上では、環境問題、テクノロジー、医療、教育など、社会性の高いトピックが頻出します。専門用語やその分野特有の論点を事前に知っておくことで、聞き取れない単語があっても文脈から内容を補完・推測できます。
普段から自身の受ける級の過去問に出てくる分野のニュースや記事に触れ、トピックごとの頻出語彙と基礎知識をセットでインプットしましょう。
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英検のリスニング対策のコツ【級別に紹介】
英検のリスニング試験は、級が上がるにつれて難易度が大きく変化します。5級・4級・3級では音声が2回流れますが、準2級以上では1回のみです。また、トピックも身近なものから社会性の高いもの、専門的なものへと高度化していきます。
ここからは、級ごとの特徴とそれぞれに適した対策のコツをご紹介します。
英検5級のリスニング対策
英検の最初のステップである5級のリスニングは、基本的な挨拶、自己紹介、家族、学校、天気、時間、曜日といった、日常生活の場面が中心です。
問題形式は、イラストを見ながら応答を選ぶもの、会話の応答を選ぶもの、3つのヒントを聞いて該当するイラストを選ぶものがあります。
音声のスピードは比較的ゆっくりで、すべての問題が「2回」流れます。
■コツ・対策
| 過去問を使って形式に慣れる まずは過去問を解き、どのような問題が出題されるかを知ることが大切です。 解いたあとは、スクリプトを見て、聞き取れなかった単語や表現を確認しましょう。 イラストの「先読み」で情報を予測する 第1問や第3問のイラスト問題では、音声が流れる前にイラストに目を通し、「誰が」「何をしているか」「どこに何があるか」を把握しておくことが重要です。 最初の「疑問詞」を聞き逃さない 質問文の冒頭で使われる疑問詞(What, Where, When, Who, Why, How)の聞き取りがポイントとなります。ここを正確に聞き取れるだけで正解できる問題も多いでしょう。 基礎単語の「音」でのインプット 5級レベルの基本的な単語やフレーズを、文字としてだけでなく、正しい発音とともに覚えることがリスニング対策の第一歩です。教科書や単語帳の付属CD、アプリなどを活用し、耳から覚える習慣をつけてください。 |
英検4級のリスニング対策
4級は、5級と同様に音声は2回流れますが、文が少し長くなり、内容も趣味、買い物、道案内、週末の予定など、より具体的な行動や場面に関する問題が増えます。
問題形式は、イラストを見ながら応答を選ぶもの、会話の応答を選ぶもの、会話や短い文を聞いて内容に関する質問に答える形式です。
■コツ・対策
| 2回放送の活用をする 1回目はまず「全体としてどのような場面か」「何についての会話か」といった大枠を掴み、質問文を正確に聞き取ることに集中しましょう。2回目で、質問の答えとなる具体的な情報(時間、場所、理由、数値など)を確認します。 選択肢を先読みし、トピックを予測する 筆記試験の余った時間や、問題の合間の「No. XX」というアナウンスが流れる短い時間を利用して、選択肢に素早く目を通すことが重要です。 「会話の意図」を表す定型表現を押さえる 5W1Hの疑問詞に加え、「Can you…?(依頼)」や「Why don't you…?(提案)」「Let's...(勧誘)」など、会話の核となる表現の聞き取りを練習しましょう。 動詞と時制を注意深く聞く 5級との最大の違いは「過去形と未来形」が使われる点です。「何をしたか(過去形)」「何をするか(現在形・未来形)」など、動詞と時制を意識して聞くことで、会話の内容を把握する際に役立ちます。 |

英検3級のリスニング対策
中学卒業レベルの英語力が問われる3級でも、音声は2回流れます。ただし、会話のやり取りが4級よりも長くなり、情報量が増加するのが特徴です。
また、第3部ではアナウンスや留守番電話のメッセージ、人物紹介など、まとまった長さのモノローグ(一人語り)が出題されます。
■コツ・対策
| 選択肢の先読みを習慣化する 3級からは選択肢も英文になり、長くなるため、先読みは必須のスキルです。 筆記試験の残り時間や各問題の合間に、必ず次の問題の選択肢を読み、どのような内容が問われるかを予測してください。 1回目と2回目の役割分担 1回目は会話の場面(店での会話、学校での会話)や、モノローグの主題(イベントの告知、人物紹介)を大まかに掴み、質問文を正確に聞き取ります。 2回目で先読みした選択肢と照らし合わせながら、答えの根拠となる情報を確認してください。 5W1Hを整理する 会話が長くなるため、「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「なぜ」といった情報を頭のなかで整理しながら聞きましょう。 第3部(モノローグ)は「冒頭」に集中する 第3部は、まとまった英文を聞いて内容を把握する必要があります。 話の冒頭で「何についての話か」が述べられることが多いため、重要なキーワード(人名、場所、数字、曜日など)を問題用紙に素早くメモする練習も有効です。 |

英検準2級のリスニング対策
準2級からのリスニングは、3級までと大きく異なり、音声が1回しか流れません。スピードも3級よりやや速くなり、内容も学校生活、部活動、趣味といった身近な話題に加え、環境問題やテクノロジーの初歩など、少し社会的なトピックも登場します。
■コツ・対策
| 迷ったらすぐに諦めて、次の問題に切り替える 音声は1回しか流れないため、聞き取れなかった箇所に固執すると、そのあとの内容を聞き逃してしまいます。 最初から最後まで聞き逃さない意識を持ちましょう。 先読みのスピードと正確性を向上させる 音声が1回だからこそ、先読みの重要性がこれまで以上に高まります。 問題の合間の短い時間で、次の問題の選択肢を素早く読み切り、会話やモノローグのトピック、問われるポイントを正確に予測する練習を積む必要があります。 日本語に訳さず、英語の語順のまま理解する 聞いた英語を頭のなかでいちいち日本語に訳していると、1回しか流れない音声のスピードについていけません。 シャドーイングを繰り返し、英語を英語の語順のまま、情景や状況をイメージとして理解しましょう。 大問別攻略法 ・第1部・第2部(会話) 会話の流れや、話者の意図(賛成、反対、提案、謝罪など)を掴むことが重要です。選択肢から場面を予測しましょう。 ・第3部(モノローグ) 話の冒頭で「何についての話か」という主題(トピック)を掴むことが大切です。キーワード(人名、地名、数字、理由など)をメモする習慣をつけると、内容の整理に役立ちます。 |
英検2級のリスニング対策
2級の音声は準2級と同じく1回のみで、よりナチュラルスピードに近くなります。
問題は第1部(会話)と第2部(モノローグ)の2部構成で、大問2は長めのパッセージを聞き、複数の質問に答える形式です。
環境問題、医療、ビジネス、教育、科学技術など、社会性の高いトピックが増えるため、幅広い分野の語彙と背景知識が求められます。
■コツ・対策
| 筆記試験が早く終わったら、リスニングの選択肢を先読みしておく 2級のリスニングは、筆記試験の時間をいかに効率よく終え、リスニング試験が始まる前にできるだけ多くの選択肢に目を通せるかが鍵となります。 パッセージのテーマや話の展開、質問されるポイントを予測し、聞くべき情報を絞り込みましょう。 「しかし」「だから」などの接続詞に注目して話の流れを追う 2級の長文リスニングでは、「However(しかし)」や「So(だから)」「For example(例えば)」といった接続詞のうしろに、正解となる重要な情報が来る場合が多いです。 これらに注意して聞くことで、話の展開(逆接や結論)を見失わずに済みます。 物語や説明文の「最初の1文」を集中して聞き取る 第2部(モノローグ)では、最初の1文で「これは新しい薬の話です」「ある日、男性が森へ行くと」といった、話のテーマや設定が語られます。 この出だしを聞き逃すと、そのあとの話が頭に入ってこなくなるため、問題の開始直後は、音声に集中してください。 環境や医療など、よく出るテーマの単語を優先して覚える 2級では「Global warming(地球温暖化)」や「Organize(組織する)」など、日常会話ではあまり使わない単語が頻出します。 普段から科学や社会問題に関するニュースに触れ、「このテーマならこういう単語が出る」という予測力を養いましょう。 分からない問題は適当に塗って、次の問題の準備をする 1回しか音声が流れないため、聞き取れない問題に固執してはいけません。 分からなければ潔く諦め、すぐにマークシートを適当に塗り、次の問題の先読みに時間を使うという判断力が必要です。 |

英検準1級のリスニング対策
準1級の音声は1回のみで、ネイティブのナチュラルスピードとほぼ同じです。
問題形式は、第1部(会話)、第2部(パッセージ - 講義、説明文など)、第3部(Real-Life形式)の3部構成です。
とくに第3部の「Real-Life形式」は、留守番電話、館内アナウンス、道案内、指示など、実生活の特定の場面設定で、情報を聞き取る能力が問われます。
トピックも科学、政治、経済、医療、文化、歴史など、より専門的かつ抽象的な内容となり、語彙レベルも上がります。
■コツ・対策
| 長い選択肢から論点と「質問の核」を予測する 限られた時間内に長い選択肢を読みこなし、会話やパッセージのテーマ、話の論点、聞くべきポイントを正確に予測する技術が求められます。 特に第2部では、選択肢から講義や説明のテーマ、結論をある程度推測しておきましょう。 第3部は、問題用紙の「Situation(状況)」を先に読む Real-Life形式は、冒頭で読みあげられる「状況説明」を聞き逃さないことが重要です。 「誰が」「どこで」「何のために」聞いているのかという場面設定を瞬時に理解し、選択肢を見ながら、求められている情報を消去法で絞り込みながら聞きます。 第2部は、記号を使って「要点」をメモ書きする 第2部は情報量が多いため、聞きながら要点をメモする技術が不可欠です。 話の構造(序論・本論・結論)や、主張、理由、具体例、キーワードなどを、自分なりの記号や略語を使って素早く書き留める練習を積みましょう。 音声と同じ単語を探さず、「言い換え」られた表現を選ぶ 準1級リスニングでは、音声で話された内容が、選択肢では異なる表現で言い換えられている問題が多くなります。 単語の意味を一つひとつ覚えるだけでなく、類義語や関連表現まで含めた高度な語彙力が必要です。 1.2倍速で練習し、本番の「ナチュラルスピード」を遅く感じさせる ナチュラルスピードの英語に耳を慣らすため、シャドーイングを徹底的に行いましょう。 音声の再生速度を1.2倍や1.5倍にして聞く「倍速学習」を行うと、本番のスピードが比較的ゆっくりと感じられるようになります。 |
英検1級のリスニング対策
1級の音声は、ネイティブのナチュラルスピードで、さまざまな国の発音が含まれます。
問題形式は、第1部(会話)、第2部(講義、説明文などのパッセージ)、第3部(Real-Life形式)、第4部(インタビュー)の4部構成となっています。英語を聞き取るだけでなく、話の論理構成、話者の意図まで理解する能力が必要です。
トピックは、学術的な講義、専門家へのインタビュー、ニュース、ディベートなど、高度で専門的な内容が占めています。
■コツ・対策
| 1万語レベルの語彙と「背景知識」で理解度を底上げする 1級合格に必要な語彙(10,000〜15,000語レベル)の習得に加えて、日頃から英語ニュース、ポッドキャスト、学術的な記事などに触れ、さまざまなトピックに関する背景知識を蓄えましょう。 記号を使って「話の論理構成」をメモ書きする 第2部や第4部は数分間におよぶ長い音声を聞きます。 聞こえた音声だけを頼りにせず、「主張(Claim)」「理由(Reason)」「しかし(But)」といった話の骨組みを、矢印や記号を使ってメモし、話の論理展開を可視化しながら聞く技術を磨きましょう。 第4部は「インタビュアーの質問」から回答を予測する 第4部のインタビュー問題では、インタビュアーの質問がそのまま「次の話のトピック」を示す合図になります。 質問内容を先読み、あるいは集中して聞き取ることで、回答者が「何について話そうとしているか」を予測しながら聞けるでしょう。 設問に関係のない情報は「聞き流す」 1級のリスニングには、設問とは直接関係のない余分な情報も多く含まれます。 先読みで得た聞くべきポイントを元に、解答に必要な情報だけを拾いあげ、不要な情報は聞き流すスキルを磨きましょう。 イギリス英語・オーストラリア英語などの「発音の違い」に慣れる 1級のリスニングでは、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語、オーストラリア英語などが出題されます。 さまざまな地域のスピーカーが登場するニュースや映画、配信を日常的に聴き、発音の違いに慣れましょう。 最後まで集中力を維持する 1級は試験時間が長く、内容も難解なため、最後まで高い集中力を維持する精神力も試されます。 過去問演習を通じて、本番同様の緊張感と時間配分に慣れておくことが重要です。 |
まとめ
リスニング力を伸ばす鍵は、過去問を解くだけではありません。スクリプトを徹底的に分析し、聞き取れなかった原因を特定することが重要です。
さらに、シャドーイングで英語特有の音やリズムを体に染み込ませ、ディクテーションで聞き取れない箇所を明確にする必要があります。また、選択肢の先読みテクニックや、語彙力・文法力の強化も合格に直結するポイントです。
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